【連載】今語りたい名車 Car No.28 アバルト 124 スパイダー
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが毎号1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
本ブログでは、これまで当連載で扱ってきた名車を1台ずつ紹介しています。
第28回の名車はアバルト 124 スパイダーです。
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日本車をベースに開発された
イタリアンらしいスポーツカー!
アバルト124スパイダーは、マツダ・ロードスターのプラットフォームを利用して開発された、オープンスポーツカー。
骨格は同一ながら、それを包み込むスタイリングデザインは、アバルトがかつての名車であるフィアット・アバルト124スパイダーへのオマージュを込めたディテールを随所に盛り込んだ、まったく異なる造形となっている。
足周りなども基本的にはロードスターと同じ形式ながら、サスペンションのセッティングはアバルト独自のものとなっており、ロードスターよりハードな方向のチューンナップがなされいてる。
パワーユニットは、アバルトを胞するFCAグループが独自に開発をした1.4リッターターボ。最高出力は170ps、最大トルクは25.5kgm。
6速MTとパドル付きの6速ATが用意されている。
価格はMTが388万8000円、ATが399万6000円。
マツダが生産を担うため、日本が世界で最も安価な設定となっている。
●ここにも注目!
スタイリングはともかく、ロードスターとの最も大きな違いを感じられるのはパワーユニット。
170psの1.4ターボは豪快ともいえる加速力を楽しませてくれる。
インテリアの構成は基本的にはロードスターのまま。
素材や色使いでイタリアン・テイストを演出している。
取材・文/嶋田智之 撮影/池之平昌信
(本文の内容は2017年本誌掲載時点のもの)
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