自由に壁面にレイアウト!バング&オルフセン「BeoSound Shape」がオシャレすぎる!
ハイセンスな壁掛けスピーカーシステム登場!
六角形のタイルで組み合わされた、幾何学的なオブジェ。これが、バング&オルフセンから新登場した壁掛け型ワイヤレススピーカーシステム「BeoSound Shape」です。
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バング&オルフセンといえば、スタイリッシュなデザインでしられるデンマークのオーディオビジュアルメーカー。6枚分のCDチェンジャー機能を備えた「BeoSound 9000」や空間全体に美音を広げるフロア型スピーカー「BeoLab 5」など、性能に優れるだけでなく美しいオブジェとしても魅力的なデザインで、世界中にファンを生み出しました。
今回の新作「BeoSound Shape」も、まさにこのブランドだからこそ生み出せた画期的製品といえるでしょう。
複数のタイルの中にプレーヤーやアンプ、スピーカーといったパーツを格納。インテリアのアクセントとなる上、良質なサウンド空間を醸成。視覚と聴覚の双方で、心地よい場を作り上げます。
システムを構成する4つのパーツ!
タイルの中にあるパーツは、次の通りです。
スピーカータイル
5 1/4インチウーファーと3/4インチ トゥイーターを備える高性能スピーカー。スピーカータイルが4つ以上の場合は、左と右、高中音域用と低音域用と役割を分担。スピーカータイルが2つしかない最小構成時は左と右に分かれ、音域は全域をカバーします。
パワーアンプタイル
80wクラスDツイーター×8搭載。スピーカータイル4つにつき1つが必要になります。
BeoSound Core
ワイヤレスストリーミングを可能にするプレーヤー。対応オーディオフォーマットは、MP3、WMA、AAC、ALAC、FLAC、WAV、AIFF。Bluetooth音声ストリーミングはもちろん、Apple AirPlayやChromecast Built-in、DLNA-DMR、Spotify Connect、Deezer、Tuneln(インターネットラジオ)にも対応します。
音響ダンパータイル
ノイズリダクション効果を高める音響ダンパー。このタイルを多くレイアウトすることで、音楽をかけていない状況でも周辺の雑音を抑制し、人と会話しやすくなるといいます。
ダンピング素材を取り除き、電源コードやアダプタなどを隠す空タイルとしても使えます(もちろん、電源コードは別の場所から引いてくることも可能です)。
もっと自由に音楽を、インテリアを楽しめる!
「BeoSound Shape」は、これまでのオーディオ機器になる、3つの自由を備えています。
【自由1】デザインが自在!
タイルは最小6個から、いくつでも選択可能です(スピーカーは最大44台までですが、音響ダンパーは数に限りがありません)。ファブリックにはモダンな10色が用意され、1つずつの設定が可能。もちろんレイアウトも自由自在で、センスを最大限に発揮できます(ただし、飛び地でのレイアウトは推奨されていません)。
【自由2】求める音の構成を選べる!
音響ダンパーを増やしてノイズリダクション性を高めるか、スピーカー&アンプを増やして音のパフォーマンスを上げるかを選べます。また、構成が違うと価格にも大きな影響が。たとえば30個のタイルを設置したい場合、スピーカー&アンプの数を最小にすれば、最大にしたときと比べ価格は約1/3で済みます。「インテリア的にこれだけのタイルがほしいけど、スピーカー&アンプはプラスしなくてもいい」というニーズに応えます。
【自由3】設置に場所をとらない!
一般的にオーディオ機器は"床に置く"ものですが、「BeoSound Shape」は"壁に貼る"という大胆な転換を果たしました。そのため、物が多くて設置場所に困るような室内でも、利用しやすくなります。
タイルの奥行きは11.1cmと薄く、空間を圧迫しません。天井に貼ることも可能です。
購入するときは、公式webサイトでタイルの数や色、配置、モジュールの中身を決めます。画面を操作しながら希望のデザインやサウンド構成を決めると、合計金額も表示されます。
なお、指定した配置に合わせてスピーカーのチューニングも行われるため、購入後にタイルやモジュールの配置を変更することは推奨されていません。
7/11現在、webサイトは英語表記のみで金額もユーロ表記ですが、8月末までに日本語版もアップデートされる予定です。
インスピレーションの源は"雪の結晶"だった!
「BeoSound Shape」を手掛けたのが、デンマーク人デザイナーのオイヴィン・スロットさん。最近ではバング&オルフセンのミニマムなサウンドシステム「BeoPlay A9」や、ルイスポールセンの球体ペンダントランプ「パテラ」を手掛けたことでしられる、注目の人です。これまで、自然の中に見いだせるフィボナッチ数式から多くのインスピレーションを得てきたといい、「BeoSound Shape」では雪の結晶がヒントになったといいます。
「雪の結晶はひとつとして同じものがありません。それと同じように、みなさんだけの『BeoSound Shape』をどうぞご自由に作ってみてください」
また、発表会に登壇したバング&オルフセン サウンドオーディオ部門 シニアビジネスマネージャーのペトロス・ベリンパサキスさんは、バング&オルフセンが目指す「未来のサウンド」について、「テクノロジーとのバランスが取れていること、ユーザーに選択肢があること、日常生活と融合していること」の3点が重要だと話します。
「必ずしも目に見えなくなるわけではありません。音楽に対するニーズはユーザーによってさまざまですが、それぞれの生活スタイルに溶け込み、人と音とが相互作用を生む環境を目指すべきだと考えています」
世界的な発売日は8月末ですが、実際に日本国内で発売準備が整うのは9月になるとのこと。
まずはwebサイトの専用ページを使って、どんなふうに設置してみるのがよさそうかシミュレーションしておきましょう。
BeoSound Core ¥110,000、BeoSound Shape アンプリファイアー¥219,000、スピーカー(ペア)¥69,000、ダンパー¥11,000、カバー(スタンダード)¥11,000、カバー(Kvadrat)¥22,000 サイズW36.4×H32×D11.1cm(タイル1つ)
バング&オルフセン ジャパン
03-6303-3881
http://www.bang-olufsen.com/ja/collection/wireless-speaker-systems/beosound-shape
取材・文・撮影/横山博之 写真提供:バング&オルフセン ジャパン
(価格はすべて税抜き表記です)
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