「令和のライダー注目必至のバイク」手元のクラッチ操作がいらない！ホンダ“レブル250E-Clutch”に乗ってみたら…2つの“楽”を体験できた

この記事の画像一覧を見る（15枚）

若いライダーをはじめ、女性ライダーやリターンライダー、ビギナーからベテランライダーまで気軽にバイクライフを楽しめるモデルとして大人気となっているのがホンダのライトクルーザーモデル「レブル250」。そのモデルの進化バージョンとなる「レブル250E-Clutch」が登場した。

この新たなモデルには、先進の電子制御技術「Honda E-Clutch」が搭載され、手元のクラッチ操作を要せず、足元のクラッチペダルのみでスマートなギアチェンジを可能としている。バイクを気軽に楽しく、そして快適に！を実現してくれるモデルとなっている。今回は、そんな一歩先を行き、快適な走りを手に入れることができる「レブル250E-Clutch」に乗ってみた！

【110ccカブが原付免許で乗れる】ホンダから新基準の原付一種「スーパーカブ110シリーズ＆ディオ110 Lite」4モデルが登場！

乗れば分かる走りの“楽さ”と“楽しさ”

今回、試乗で使ったモデルはレブル 250S Edition E-Clutch（パールカデットグレー）で、跨ると抜群の足つきの良さで安心感は高い。エンジンをかけると250ccという排気量もあって迫力というよりは小気味いいマフラー音と鼓動感が感じられ、心地良く高揚感が湧いてくる。操作は実に簡単でエンジンを掛け、シフトペダルを踏めば走行OKの状態となる。

まずはシフトペダルを一度踏み込み、ワンアクション少ないことに違和感を感じつつスロットルを回してみる。すると車体はリニアに反応し、スムーズに走り出す、そこからはシフトペダルのみのシフトチェンジを行い、加速と走りを味わってみた。はじめはMT車両の操作が身についてしまっていることもあって、違和感と手持ち無沙汰、そして時折クラッチに手が伸びることもあったが、走るうちに次第に慣れてくる。

そこから気づいたことは、手元での一つの操作がなくなると、運転が楽になり、純粋に走りを楽しめるようになること。初心者は、手元の操作に気をとられると危ない場合もあり、E-Clutchの効果で運転に集中することができ、また運転に少し慣れているライダーであれば、走りと共に周りの景色も楽しむ余裕も生まれる。時には自分のタイミングでシフトチェンジをしたいという時にもMTモードが用意されているので問題なし。

そしてE-Clutchは、スロットルを開けながらのシフトアップ＆ダウンも容易で、これによって素早いシフトチェンジをはじめ、高速道路での追い越しや急な上り坂にもスムーズに対応できるのも魅力だ。さらに高いギアで速度が落ちてしまった際には、メーターのギア表示横にシフトダウンを促す下向きの矢印表示が点灯され、適正なギア数をサポートしてくれるのも嬉しい。

E-Clutchでは2速以上でも停止可能だが、再発進する際はギアに過度な負担をかけないよう1速に下げるのがオススメだ。バイク自体の楽しみの一つに“操る”という部分もあるが、それが全てではない。まずはバイクの世界を体験してみたいという人が気軽かつ安心してバイクでの走りを楽しむことができるというのが“E-Clutch”の大きなメリット。そこからE-Clutchモデルに慣れ、もっと操ることを楽しみたいと感じた人はMTモデル、もっと楽に走りたいと感じた人はDCTモデルを次に選べば良い。

ちょっとバイクに乗ってみたい人、クラッチ操作が少し苦手な初心者の人、そして楽にバイクライドを楽しみたいという人にとってはきっとマッチする“FUN”バイクとなっている。