力強さと扱いやすさを両立した走り
Honda独自開発のモーターは、磁気回路と構造の最適化によって、高効率化を図りながら力強さと扱いやすさを両立して最高出力6.0kWを実現。走り出しは実にスマートで、電動バイク特有のドン!というダイレクトな感じは抑えられ、力強さを感じるもスムーズ。
やはり音がなく進む様子には少々違和感を感じてしまうが、それは慣れで走りが静かな分、周りの音がよく聞こえて安全性も高まり、またインターカムを活用している人であれば、ナビゲーションのアナウンスや音楽なども聴きやすくなる。
3つのライディングモードが搭載されているので、実際に試してみた。「STANDARD」はやや控えめの大人しい走りで街中を流すには最適。
「SPORT」は力強い加速を感じられ、追い越しや速い流れの車線を走る際に有効、個人的にはこのモードの走りが最もエンジンモデルに近いと感じた。
そして「ECON」はとてもマイルドな走りで、ゆっくりとした走りを楽しんだり、狭い脇道等を走る際に安全を期した走りを行うのに有効だ。個人の好みもあるが、ライディングモードを切り替えることで様々な走りが楽しめ、また電費を抑えることも可能となっている。
さらにエンジンモデルには無く、狭い道や傾斜地等での切り返しに便利なのが「リバースモード」で、これによって不安も減らしてくれる。
バッテリーはHonda Mobile Power Pack e:を2個搭載、航続距離はスペック上では57km(60km/h定地走行テスト値)となっているが、実際のところ70kmは余裕で走り、街乗りがメインという人あれば、十分カバーすることができる。走りに安定感があり、コーナリングもスムーズ、幅広いユーザーに快適な移動を提供してくれる!
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
Instagram:@freerider1226
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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