
すでに各地で気温35度以上の「猛暑日」が続出し、いよいよ本格的な熱中症対策が待ったなしの状況です。過酷な暑さを乗り切るため、「スポーツドリンクを常飲している」「水分は摂れば摂るほど良い」と思い込んでいるなら、少し注意が必要かもしれません。
過度な糖分・塩分摂取や水分の摂りすぎは、かえって身体に危険を及ぼしてしまうことも……。今回は、医師の上田悠理先生に、猛暑の今だからこそ知っておきたい「間違いだらけの水分補給と正しい予防法」を徹底解説していただきました。
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喉が渇かない人が一番危険!熱中症はなぜ起こる?
そもそも熱中症とはどのような状態なのでしょうか?なんとなくしか理解できていない方も多いのでは?
「熱中症は体温調節機能がうまく働かなくなることで起きる身体の不具合の総称をいいます。体内の水分やミネラルなどのバランスが崩れている状態ですね。若い方の熱中症はまず喉が渇く・気分が悪くなるといった自覚できる症状が出るので早めに熱中症に気づくことができますが、特に高齢の方になると何の前兆もなくいきなり意識がなくなるなど、神経症状が最初から出てしまうこともあるので、事前に防ぐことが重要です」(上田先生)
事前に防ぐためには、何に気を付ければ良いのでしょうか?
気温25〜27℃の維持と「喉が渇く前」の水分補給が鉄則
「基本的には十分な水分を摂取すること、適切な気温を保つことです。大前提として、喉が渇いたら必ず水分を摂りましょう。喉が渇いたと感じるということはすでに脱水が始まっている証拠です。気温は25℃から27℃程度を保つように、温度計を確認しながらエアコンなどを設定してください。室内の気温が30℃を超えると危険なので、エアコンは我慢せずに必ず使用してほしいですね」(上田先生)
「喉が渇いたら水分を摂る」とのことですが、あまり喉が渇かないタイプの方もいます。その場合は必要がないということなのでしょうか?特に高齢者の方などに多いと思いますが……
高齢者は要注意!「喉の渇きセンサー」低下による隠れ脱水
「喉が渇かない方は1番危険!目安として1日2Lは飲んでほしいです。高齢の方などでは、『喉が渇いた』と感じる様々なセンサーの機能が低下しているため、自覚できなくなることもありますが、だからといって必要ないわけではありません。あまり水分を摂らない自覚のある方は、定期的に時間を決めて、少量ずつでも良いので口に含む習慣を意識してください。水筒やコップなどに水を入れたものを目に付きやすい机の上などに置いておいて、少しずつ飲むように心がけるように周りの方も声をかけてあげてくださいね」(上田先生)
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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