15年以上売れ続ける奇跡のロングセラー!465円の「こだわりカレー」が具材控えめでも支持される納得のワケ
一方、すでにファミマで超異例のロングセラー商品となっているお弁当もあります。それが、「30種類以上のスパイスが決め手のこだわりカレー」。こちらも価格は465円とワンコイン以下です。歴代担当者から引き継ぎ、現在は東海林さんが担当しています。

「30種類以上のスパイスが決め手のこだわりカレー」
¥465(税込)
「『30種類以上のスパイスが決め手のこだわりカレー』は発売から15年以上経つロングセラー商品です。コンビニで15年以上売れ続けるのは奇跡といってもいいくらい。コンビニでは1年間でお弁当だけでも約100種類以上の商品が販売されますが、1年以上売り場に並ぶことも稀なのに、それが15年続くのは本当に珍しいこと」(東海林さん)

基本的には数週間から1か月程度で入れ替わっていく商品が大半の中、「30種類以上のスパイスが決め手のこだわりカレー」はリニューアルはしつつも、ベースの味わいなどは変えずに15年以上販売。歴代の担当者の想いに加え、ファンからの根強い支持もあったのでしょう。そんな人気もあり、今年10月からは「チルド弁当」にジャンルが変更されたといいます。そもそも「チルド弁当」って聞いたことはあるけど何なのでしょう?
「通常のお弁当は20℃前後のショーケースで販売されていますが、チルド弁当は5℃前後のショーケースで販売しています。保管する温度を変えることで、消費期限を長くすることができる利点があります。通常のお弁当の消費期限が約1日程度なのに対し、チルド弁当は3日ほど持ちます」(東海林さん)
管理する温度が変わるため、お米が硬くなってしまわないようにお米の炊き方などを工夫しています。廃棄問題も解消できますし、私たちにとっても購入してから食べるまでの猶予が伸びるのは嬉しいことです。
それにしても、「30種類以上のスパイスが決め手のこだわりカレー」はなぜそこまで人気なのか?見た目は「ふつうのカレー」、むしろ具材がない分、地味にも見えますが……と聞いてみると東海林さんは「具材、お肉は入っていますよ!」と笑います。
「できるだけお買い求めやすい価格でお客様にお届けするために、という側面もありますが、何よりカレーソースの美味しさに自信があるからですね。お肉の旨味はカレーソースにとって大事な部分なので、具材として入れていますが、コンセプトが“お肉たっぷりのカレー”ではないので、具材としてのお肉は控えめにしています」(東海林さん)
ただ具材を削って安いだけのカレーなんじゃないの?と思った方はぜひ食べてみてほしいです。30種類以上のスパイスは時間が経っても香りが残るよう、油で加熱して香りを引き出したスパイスを使用するなど、かなり中身にはこだわっています。口にすると最初に甘みが来て、その後に旨み、そして最後にスパイスの辛味が残る……とても500円で売っているカレーのクオリティではありません。個人的には1,000円くらい取ってもいいと思えるほど。

ソースだけで最初は物足りないかと思ったが……食べ終える頃には「このソースこそが主役」と確信
筆者がそう感じたように、多くのファンからは「毎日このカレーを食べています」「カレーソースだけも販売してほしい」といった声が届き続けているといいます。
東海林さんは、「そのまま食べて美味しいカレーではありますが、熱烈なファンの方からはレジ横で販売されているファミチキやコロッケを組み合わせて『自分だけのカレー』をつくるのが楽しいとの声も頂いています。色んな楽しみ方を見つけてくださっているのが嬉しいですね」と話します。
「他と比べて価格がお手ごろ」と聞けばどうしても“安かろう悪かろう”と想起してしまうことが多いかもしれませんが、ファミリーマートではむしろ逆の現象が起きていました。様々な企業努力を重ねた上でより美味しいお弁当が叶う……お弁当にボリューム感と美味しさの両方を求める方はファミマのお弁当をぜひ一度試してみてください。
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この記事を書いた人
ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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