ボーズが入眠を助けるイヤホン型デバイスを発表!「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」をNYから現地速報!!
ニューヨークで行われた発表会を現地から速報!
ボーズは6月20日、ニューヨークにて米国メディアを中心としたプレス発表会を開催。新基軸の入眠用デバイス「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の北米での発売を発表しました。昨年11月にクラウドファウンンディング「indiegogo」で出資を集めたデバイスが遂に登場します。
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「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」は、音響機器メーカーのボーズが手がける、世界で初めての入眠を助けるためのデバイスです。
ボーズによるとニューヨーク市に寄せられた苦情の多くが夜9時から午前1時までの騒音で、事態は年々深刻化しています。睡眠を妨げる騒音の中身は、一般に「パートーナーいびき」「犬の鳴き声」「うるさい隣人」「交通騒音」「エアコン、製氷機、エレベーター」の5大要素に大別されるとか。
そんな睡眠を妨げる夜中の騒音を防ぎ、癒やされるようなサウンドを流して入眠を助けるのが「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」です。
「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」の外見は、最近流行りのスマホとBluetoothで接続する”完全ワイヤレスイヤホン”ですが、音楽を聴くためのデバイスではありません。イヤホン型の本体には10種類の「sleeptrack」がプリインストールされていて、”ノイズをマスクする”、つまりは騒音が埋もれて聴こえなくなるようなサウンドを流します。
発表会で実際に「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」を体験してみると、例えば木の葉と雨音の「Rustle」で街の騒音、流水の「Downstream」が隣人の隣人の話し声、打ち寄せる波の「swell」をちょうど埋もれさせ、落ち着いた環境音と共に過ごせる事を確認できました。
ボーズは騒音を軽減する”ノイズキャンセル”のイヤホン・ヘッドホンでも知られていますが、「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」はマイク内蔵による騒音の軽減はせず、自動判別もしません。人々を悩ませている騒音は環境ごとに異なるので、自分で騒音埋もれさせるのに最適な「sleeptrack」を選んでもらうコンセプトです。
ボーズが「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」で目指したのは、徹底した快適さの追求です。イヤホにあたる本体は約1cm×約1cmでわずか1.4g。筐体には外部ノイズを物理的に遮音する新しい「StayHear+」チップが取り付けられ耳の内側にフィットし、パッシブで騒音をカットします。ボーズが小ささにこだわった理由は、何よりも快適に使ってもらうためで、装着して横を向いて寝ても全く違和感がありません。
操作にはスマホ用の「Bose Sleep App」のアプリを利用しますが、あくまでも「sleeptrack」の選択やボリューム操作、アラームなど各種設定向けです。実際に流れる「sleeptrack」のサウンドは、「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」に内蔵しています。そして、イヤホンではないので自分で選んだスマホの音源を流す事はできません。バッテリーの駆動時間は最大16時間で、専用ケースで充電も可能です。
ボーズが騒音をマスクする新しい発想で作り上げられた「BOSE NOISE-MASKING SLEEPBUDS」は、米国、カナダで6月21日より249ドルで発売。日本を含むグローバルでは今年秋の発売を予定しています。入眠用デバイスという新ジャンルの定着に期待したいですね。
取材・文/折原一也
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