マツダ CX-8でミニバン以外の選択肢ができた!【今語りたい名車 Car No.37】
世界で勝負しても負けない マツダの3列シートSUV
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが毎号1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
本ブログでは、これまで当連載で扱ってきた名車を1台ずつ紹介しています。
第37回の名車はマツダ CX-8です。
CX-8は、昨年12月に発売が開始されたマツダの国内でのハイエンドSUV。
海外向けのフルサイズSUVであるCX-9の2930mmという長いホイールベースはそのままに、前後のオーバーハングを180mm縮めて全長4900mmとしたものと考えていい。
横幅は1840mm、高さは1730mmだから、国産SUVとしてはかなり大きな部類だが、それは6人乗りもしくは7人乗りの3列シートを備えるのに必要なサイズだった、ということだ。
同様に3列シートを持つモデルは他にもあるが、CX-8のそれは収納可能な構造こそ持つものの補助席的な扱いではなく、ある程度以上のゆとりを持って座れる居住性を持つのが特徴。
ちなみにマツダはこのモデルを投入することでミニバンをラインナップから外している。
エンジンは190psと450Nmの2.2リッター・ディーゼル・ターボのみ、6速ATとの組み合わせてで、燃費はJC08モードで17.6km/L(2WD)となっている。
2WDと4WDがラインナップされており、価格は319万6800円~419万0400円。
CX-8のここにも注目したい!
パワーユニットは2.2ディーゼル・ターボのみの設定。450Nmのトルクは、約1.9トンの車体を滑らかに力強く走らせるに充分。
子供っぽさのないクリーンで落ち着いたスタイリングデザイン。マツダのデザインは、世界的にも極めて評価が高い。
CX-8の3列目シートは、大人ふたりが収まってもさほど窮屈な想いをせずにすむ程度の広さが確保されている。
もちろん2列目も3列目も分割可倒式でアレンジ自在だからユーティティ性も高い。
インテリアのデザインは落ち着きのある機能的なもので質感もかなり高い。
取材・文/嶋田智之 撮影/池之平昌信
(本文の内容は2018年本誌掲載時点のもの)
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