今年のTシャツのトレンドを紹介します！〜カジュアル編〜

ビジネス編に続いて、今度はカジュアル編。
カジュアルTシャツには今季はどんなトレンドがあったのか？
特に注目を集めていた1つの素材にフォーカスを当て、紹介していきます。

「超機能ダウンジャケットも」ナンガの30周年アイテムがアツい！今しか買えない技術とデザインが詰まった限定モデルがすごい

1 シンプルなデザインからは想像できないハイスペックさが魅力です！

こちらはグラミチから展開している今季のTシャツです。
では、いったい何がハイスペックなのか順に説明していきましょう！

まずはベースとなる素材であるシェルテックについて。
シェルテックとは広島県にある皿海衣料という衣料メーカーが開発した新素材ですが、これが発表後に大注目。
様々なブランドやメーカーから声が掛かり、今季の一大トレンドとなっています。
ではいったい、何がスゴイの？ということなんですが、特筆すべきは機能性の高さ。
遮熱、接触冷感、給水速乾、軽量、紫外線防止といった５つの機能性を兼ね備えています。

そんなハイスペック素材をベースに、グラミチのエッセンスをプラスし、仕上げているのがこのTシャツ。
裾にはドローコードを配備し、シルエットの変化も楽しめます。

ドロップショルダーなのでゆったりとした印象に。
ドローコードを絞ってシルエットにメリハリをつけて着こなしてもいいかもですね。
腰にはポケットも付いているので、ちょっとしたものなら収納できます。

左胸にはブランドアイコンであるランニングマンもモチロン入ってます！
グラミチではロングスリーブでも展開していたので、気になった方はチェックしてみてください。

２ アウトドアブランドからも参戦！機能的に相性よすぎです！

こちらはアウトドアブランドであるカブーの今季のTシャツです。
ではシェルテックの機能性とアウトドアブランドの相性の良さをご説明します。
そもそもシェルテックとは、“太陽と遊ぶ”というコンセプトを元に開発された素材であり、先に述べた通り５つの機能性を保持しています。
シェルテックの糸は中空糸というストロー形状のもので、水分を素早く吸い上げて発散するため、衣類が濡れても早く乾くといった吸水速乾性により、ハイキングやキャンプ、ランニングなどにも適しています。

次に軽量さ。
中に空洞を持つ中空糸で織られたシェルテックは非常に軽く、同様の素材と比べても最大8％も軽量であり、着用時のストレスを軽減してくれます！
アウトドアシーンではレイヤードすることも多く、収納時や着用時を考えても、軽量であるというのはそれだけでも価値があるかと思います。
そんなシェルテックの特徴を生かし、日本人向けにジャパンフィットで仕上げたのがこちらの１枚。
河でも山でも街でも大活躍間違いなしなので、気になった方はお急ぎください。

３　タウンユースで味わえるシェルテックTシャツ！ 　

最後は多くのファンを生み、今や大人気ブランドとなったエフシーイーのシェルテックTシャツです。
機能性は前の２ブランドと同様に、遮熱性、接触冷感、UVカット、吸水速乾、軽量性といった５つの機能を持っています。綿糸を強撚糸にすることで一般的な綿糸より強度を増し、シャリ感のある素材となり吸水速乾に優れています。
本体とリブのカラーがグラデーションになっていて、表情が明るく見えるのも嬉しいですよね！

さらに首裏には、シェルテックの機能性を表示するオリジナルのタグが付いています。
あれ？シェルテックってどんな機能だっけ？と忘れても安心！
ココを確認しましょう（笑）

身幅も広く、ドロップショルダーとシルエットはゆったりした印象です。
UVカットや遮熱性もあるので、タウンユースでも安心して着られます！
加工ではなく、機能糸を織り込んでいるので半永久的に機能が続くのはホントに嬉しいです。
やはり使っている間にパフォーマンスが落ちてしまうと寂しいですもんね。
よりファッショナブルに仕上げた１枚なので、シェルテックをタウンユースで味わいたい方にはこちらをオススメします！

今、Tシャツ業界で大注目素材であるシェルテックにスポットを当て紹介してみました。

遮熱、接触冷感、給水速乾、軽量、紫外線防止といった５つの機能性を持つこの素材は、アウトドアやフェス、タウンユースまで場所を選ばずに活躍してくれる素材とあって今季はかなり多かったです。

人気すぎるため、品切れなどもでているみたいので、気になった方はお急ぎを！

注目の素材なので、是非とも試して頂きたいTシャツです。

構成・文章／スタイリスト 小林 知典

写真は全てメーカー提供