MonoMax本誌にて好評連載中の「小沢コージの遊べるクルマ」では、自動車ジャーナリスト小沢コージさんが、ただの移動手段として使うだけではもったいない、遊びたくなる魅力を秘めたおすすめの1台を紹介しています。
今回は「世界に誇る日本のハイブリッドカー代表が突如大変身! その変貌はまさしく“大衆エコスーパーカー”」と小沢さんが驚きの評価を下したトヨタ プリウスを取り上げます。
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小沢コージ
愛情あふれる独自の視点でクルマを語るバラエティ自動車ジャーナリスト。雑誌を中心にWebなどにも多数寄稿。2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。
低燃費だけじゃない新時代のプリウス登場!
正直、驚いちゃったぜ新型プリウス。こんなにカッコよくなっちゃうなんて!ご存じ1997年誕生の世界初の量産ハイブリッドカーで、日本や世界で順調に売れていたはずなのに今年発売された5代目モデルで大変身。小沢的には、プリウスが突然5人乗りスーパーカーになっちゃったよ!!的驚きだ。
ボディタイプは一応ハッチバックのままだし、スタイルがちょっと変わっただけ?と思う人がいるかもしれないけど存在意義から大変貌している。
一番大きいのはボディスタイルでサイズは従来より25㎜長く20㎜広く40㎜も低く、ホイールベースも50㎜拡大。フォルムもプリウスらしいサイドのトライアングルシルエットこそそのままに、三角屋根のピークが後ろに下がり、フロントノーズからフロントウィンドウまで一直線!マジメな話、スーパーカーのランボールギーニ顔負けの、低くて長いクサビ形フォルムになった。
驚くのはその分、乗降性がそれなりに犠牲になっていることで、身長170㎝以上の成人男子が前後席に乗り込もうとすると、結構腰を屈めなくてはならない。着座してしまえば意外に広めだが視点も今までより低い。そこは「これだけカッコいいんだから全然大丈夫でしょう!」っていうリクツ、かつてのマジメなプリウスとは意識が全然違う。
同時に驚くのはハイパワー化で新1.8Lハイブリッドのシステム出力が140PSに、2Lが196PSに、PHEVが223PSに大幅パワーアップ。なかでも最速PHEVの時速0‐100㎞加速は6.7秒とスポーツカー並み。急激にパワフルセクシー化も果たしている。
理由はただ一つ。今やハイブリッドカーの価値が変化しているからだ。かつてプリウス以外にハイブリッドはなかったが今やコンパクトSUVのライズから大型ミニバンのアルファードまでハイブリッド化。プリウスも今までの「低燃費」という魅力に加え「カッコ」と「速さ」の二枚看板を背負ったわけなのだ。生まれ変わったプリウスに大注目だ!
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