インスタントラーメンハンターの大和イチロウです。35年間、365日、25000食を食べ続けてきたマニア的視点でインスタントラーメンの最新情報をお届けするこの企画。
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みなさんの地元では「煮干し」のことをなんて呼ぶ?
私はカップ麺も監修する“中の人”として、巷のラーメン屋さんで長いトレンドを維持している「煮干し」に注目しました。なぜ煮干しがもてはやされているのか?それは「旨み」と「香り」が同時に楽しめるからなんです。
ただ煮干しとひとくちに言っても、見た目も味もそして呼び名もバリエーションが多数です。加工から種類によってテイストがかなり変わってきます。ちなみに私は広島出身なので「いりこ」と呼んでいました。みなさんの地域ではいかがでしょうか?
そんな美味しい存在「煮干し」をふんだんに使ったカップ麺が多数販売されています。そんな中でも“これぞ!“と感じた煮干し系カップ麺3選をご覧ください!
1.「セブンプレミアム飯田商店 にぼしらぁ麺」(東洋水産)
「セブンプレミアム飯田商店 にぼしらぁ麺」(東洋水産) ¥289(税抜)352kcal
煮干しといえば「東洋水産」とマニアの間では言われるほど、魚介系の雄として君臨するマルちゃんですが、あの食べログラーメンランキング全国第一位の「飯田商店」とコラボした新メニュー商品です。
煮干し系は添付される袋が多くなる傾向にありますが、なんとスープとかやくのみという潔さ。麺は正麺の流れを汲むこんにゃくを含んだノンフライ麺です。
チャーシューは2枚とこの価格での大盤振る舞い。お値打ちです。煮干し系といえばスープがガンガン濁っていることが多数ですが、これは澄んだ醤油スープです。
意外なのが煮干しの香りと旨みがしっかりと感じられる設計。ポークと昆布でベースをしっかり支えているので、醤油と煮干しの繊細かつ香り高い一杯に仕上がっています。
細ストレートに近い麺はスープとよく馴染んで適度な煮干しの香りと共に昔どこかで食べたような懐かしい中華そばのテイストを彷彿とさせてくれます。
ちなみに完食した後の状態はこちら。
「セブンプレミアム飯田商店 にぼしらぁ麺」(東洋水産)
【レビュー】
スープ・・・・・★★★★☆
麺・・・・・・・★★★★☆
具・・・・・・・★★★★☆
作りやすさ・・・★★★★☆
コスパ・・・・・★★★★★
【総評】
さすがは完全予約制の飯田商店が放つ一杯です。これなら煮干しのえぐみやニオイはなく魚介系が苦手な方でも安心して食せます。
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で25,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
Twitter:@yamato160
Instagram:@yamato160
Website:https://yakantei.com/
お問い合わせ:info@yakantei.com
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