プロテカ
フレスター EX
左)No.01551 ¥77,000(税込)W37×H55×D23(27)cm 36(45)L
中)No.01555 ¥93,500(税込)W46×H79×D33(37)cm 105(120)L
右)No.01553 ¥88,000(税込)W41×H71×D30(34)cm 76(89)L
旅行や出張に欠かせないスーツケース。たまにしか使わないからと、年季の入った代物を使い続けていませんか? 多様化する旅のスタイルにも合わせて、スーツケースは大きく進化しているんです! フロントオープン、エキスパンダブル、キャスターストッパーという“3大トレンド”を押さえたプロテカ「フレスター EX」なら、より快適な移動を実現してくれます!
CONTENTS
高品質な日本製ブランドのプロテカが送り出す新シリーズ「フレスター EX」
「フレスター EX」を生み出したプロテカは、バッグ&ラゲージメーカーのエースが手掛ける日本製トラベルバッグブランドです。エースは1960年からスーツケースの輸入販売を手掛け、1964年からは自らスーツケースの国内製造をスタート。同年は観光目的の海外旅行自由化が果たされた年であり、日本人の旅行文化の隆盛とともに歩み続けてきました。
プロテカの特徴は、メイド・イン・ジャパンならではの細やかな気づかいと繊細で高度な技術で、世界最高レベルの品質を追求しているところ。北海道赤平市にて1971年に竣工した赤平工場は国内最大のスーツケース製造工場で、卓越した技術開発力と長年にわたって蓄積されたノウハウにより、高品質な製品を生み出してきました。同工場には「A.T.I.(エース品質管理研究所)」も設置され、独自の厳しい品質テストによって徹底した品質管理を実施。すべての製品に、通常使用での破損に加え、航空会社などによる移動時の破損も無償修理の対象になる「プロテカ プレミアムケア」がついていることも、品質に対する自信の現れです。
【トレンド1】限られたスペースでも荷物の出し入れがスムーズ! 前面から直接アクセス可能な「フロントオープンタイプ」!
そんなプロテカの最新作である「フレスター EX」には、圧倒的な品質の高さに加え、スーツケースの最新トレンドが数多く盛り込まれています。そのひとつが、フロントオープンです。
これまでスーツケースといえば、両面開きがスタンダードでした。中央のファスナーやラッチを開けて左右を180°開く、おなじみの仕様です。大きく開くから目的の荷物を見つけやすい半面、開けるのにかなりのスペースを必要とするのが難点でした。
今回採用されたフロントオープンは、スーツケース前面に扉を設けた作り。両面開きに比べると、約半分のスペースで荷物を出し入れできるのが利点です。ちょっとした隙間に置けるから、ホテルの部屋が手狭でも大丈夫。また「空港のカウンターでスーツケースの奥底にしまったパスポートを取り出す」なんて状況でも、狭いスペースで対応できます。
さらに「フレスター EX」は、扉の裏側に複数のファスナーポケットを設置。本体を立てた状態でも使いやすく、小物類を整理しやすいんです。
【トレンド2】荷物に応じて容量を増やせる「エキスパンダブル機能」を搭載!
さらには、マチ幅を広げて容量を拡張できるエキスパンダブル機能を搭載。中央にあるファスナーを開放すれば、本体容量を拡張できます。たとえば「No.01553」の場合、マチ幅は30cmから34cmへと伸長、容量は76Lから89Lへと拡張。13Lも増えるというのは、かなりのインパクトです。
だから、旅先でついお土産を買いすぎてしまっても問題ありません。いざとなれば、エキスパンダブル機能を使えばOK。気兼ねなく、旅の思い出を増やせます。
また「フレスター EX」は1気室のフロントオープンなので、奥行きのある荷物を入れやすいのもポイントです。ハットケースやヘルメットなど、かさばる荷物もスムーズに収納できます。
【トレンド3】ワンタッチ操作でロックをかけられる「キャスターストッパー」を装備!
ゴロゴロとキャスターを転がせるのがスーツケースのよさですが、傾斜があると勝手に転がっていってしまうのが玉に瑕。そんな欠点をカバーするのが、キャスターストッパー機能です。「フレスター EX」は、ハンドル取付部にあるスイッチを押すことでキャスターを固定できる特許取得の「マジックストップ®」を搭載しています。
電車内だと、車両の加速・減速に合わせてスーツケースも慣性で動いてしまうものですが、「マジックストップ®」を使えばピタリと固定。傾斜のある場所でも勝手に転がり落ちるリスクを避けられます。スーツケースを持ち歩くとき、手元から一番近い場所にスイッチがレイアウトされているのも便利です。
\デザイナーを直撃!/使い勝手の良さ&ディテールに込められた日本スピリットとは?
エース MD本部 デザインセンター クリエイティブマネージャー 柘植正紀さん
「フレスター EX」はどのような視点から開発されたのか? デザイナーの柘植正紀さんにインタビューしました。
「『フレスター EX』は現在の売れ筋スーツケースに見られるトレンドを網羅したシリーズです。特にフロントオープンはプロテカとして初採用で、扉の裏に複数のポケットを設置したり、開け閉めしやすい110°の角度で留まるようストラップを調整したりと、実用性を高めました。また、『No.01553』『No.01555』では厚マチで縦長フォルムのトランク型を取り入れているのも特徴です。車で移動する旅行者や機材を持ち運ぶカメラマンなど、一部のユーザーに親しまれてきたフォルムなのですが、スリムな見た目はより多くの現代人に受け入れられるものだと考えました」
「プロテカらしい独自開発の先進機能も搭載しています。特許取得のキャスターストッパー機能である『マジックストップ®』、体感音量を軽減させた『サイレントキャスター®』、滑らかな走行を実現する『ベアロンホイール®』、握りやすくて快適な『エルゴノミックハンドル』などがそうですね。『エルゴノミックハンドル』は、腕を下ろして拳を握ったときに生まれる空間の形や角度をもとに、人間工学に基づきデザインしています。また、取り付け位置の関係でハンドルを持つと重心に傾きが出てしまうのですが、その傾きを抑えて、持つ人の負担を和らげる効果もあります」
「デザインは、日本刀から着想を得ました。プロテカはムダを削ぎ落とし、水平・垂直を意識したミニマルデザインが多いブランドです。今回も同様のスタンスで検討しつつ、日本の美意識や力強さ、信頼性も感じるデザインを考えた末に、日本刀に思い至りました。日本刀の刀身には『樋(ひ)』と呼ばれる細長い溝があるのですが、ボディシェルをかたどるリブラインにその造形を取り入れています。力強い直線と有機的な曲線が交わり、シンプルでいてどこか緊張感が漂うフォルムを実現できたと感じています。実際にこのラインを製造・設計するには何度も試行錯誤する必要があり、特にこだわったポイントです。素材の表現に砂目シボを施し、ヘアラインのパターンを採用したことでも日本刀の魅力を表現しました」
国内スーツケース業界を牽引してきたプロテカの先進技術と個性的なデザイン、そしてトレンドを押さえた実用性。「フレスター EX」は、これからの旅の新定番になりそうです!
問い合わせ:エース
TEL:03-5843-0606
公式webサイトはコチラ
取材・文/横山博之 撮影/坂下丈洋(BYTHEWAY) スタイリング/栃木雅広(quilt)
この記事の画像一覧
この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする