昨年末に登場し、ラルコバレーノのアイテム群の中でも、にわかに注目を集めているのがベルトだ。クラフトマンシップやモダンなセンスといった、ブランドを形成するエッセンスを見事に体現し、ファッション感度の高い人々からも高い支持を集めている。
ラルコバレーノ
30㎜ レザーメッシュベルト
¥19,800
カジュアルからドレススタイルまで活躍するメッシュベルト。剣先、メッシュ部はステアハイドレザー。ツク棒がメッシュ部分のどの部分にも差し込めるので、どんな体形の人でもぴったりフィット。
そんなラルコバレーノのベルトを製造する工場もミラノ近郊にあり、財布レポート取材と同様今回見学させてもらえることになったので、しっかりとレポートしていく。
訪れたのはディーノ・パルプッチ夫妻が家族で経営するベルト工場。1993年からベルト作り一筋で、メゾンブランドからの信頼も厚い。
厳選されたレザーが工場内に所狭しと並ぶ。
レザーを手作業で裁断。端材があまり出ないよう、しっかりと取り都合も計算されている。
メッシュ部と根革の縫い付けも手作業で。ディーノ氏いわく「もっとも大事な作業の1つ」。
フィニッシュ作業の力加減は30年間の経験がなせる業。“一生モノ”ベルトが誕生する瞬間だ。
ステッチが美しい根革部分。ハンドステッチが多いが、自動ミシンは日本製(JUKI)を使用。
※画像のモデルは参考商品
財布と同様、ここにも高品質なレザ―素材が熟練の技と組み合わさることで、まさに一生モノのベルトが誕生する瞬間に立ち会うことができた。
「すべての工程でそれぞれに大事な瞬間がある。そこを大切にすること」。
30年ベルト作りに精を出す工場長の言葉が胸に響いた。
問い合わせ:エンメ TEL:03-6427-2261
https://www.emme-store.jp
撮影/Frankie Vaughan 取材・文/奥家慎二(MonoMax編集長)
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この記事を書いた人
編集長奥家慎二
2010年よりMonoMax編集部に所属し、2020年より現職。腕時計を中心に、ファッション、クルマ、アウトドア、家電、スポーツなどあらゆるジャンルを担当。モノの背景にあるストーリーや作り手のこだわりをこよなく愛する。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)には便利グッズ評論家として出演。『ZIP!』『午前0時の森』(ともに日本テレビ)にはモノのプロとして出演するなど、テレビ、雑誌、WEBなどメディアに多数出演中。
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