これからも、ステキなモノと出会うために。
今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを紹介していく当連載。
第14回に取り上げるのは
ボーム&メルシエ
ボーム オーシャン Ⅱ
です。
『SDGs』を今一度おさらい!
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。
「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。
CONTENTS
「ボーナスで手に入れたい一生モノ」2024年のウォッチシーンを象徴する“珠玉の5本”は?時計ジャーナリストがトレンドワードとともに徹底解説
海洋廃棄物を再利用し、新時代の気品をまとう
ボーム&メルシエ
ボーム オーシャン Ⅱ [M0A10680]
¥203,500
ケース径42mm、3気圧防水、自動巻き
問:ボーム&メルシエ
TEL:0120-98-8000
ボーム&メルシエ公式サイト
人類の叡智ともいえる技術を結集させ、時の流れを視覚化させた時計という道具。
どれだけ精確で高価であっても、その先に訪れる未来が暗澹たるものならば、沈んだ気分でしか眺められないだろう。
環境汚染や大量廃棄……SDGsに代表されるサステナブルな理念も関心事のひとつだ。
そうした観点のもと、1830年にスイスで創業したボーム&メルシエは、スイスに息づく長い歴史と経験、技術を生かしながら地球環境への配慮を最優先に考えた「ボームコレクション」を展開。
今年6月には新作の「ボーム オーシャン Ⅱ」を発表している。
ケースの主素材に、世界の海から回収された廃棄プラスチックを採用。
売り上げの5%を同素材の開発に携わった環境保護団体&企業に寄付することでも、海洋汚染に対する継続的な活動に貢献する。
さらにはストラップも100%再生プラスチック素材というこだわりよう。
簡単に着脱できるインターチェンジャブルシステム搭載で、用意された替えストラップはどれも環境にやさしい。
機械式ムーブメントを眺められるシースルーバック仕様。ストラップはボタンで簡単に着脱できる。
もちろんポケットウォッチを想起させる12時位置のリューズや細部にまでこだわった仕上げなど、老舗ウォッチメゾンならではの品質を実現。
環境への配慮で生まれる“新時代の気品”が秘められている。
あらゆる面でサステナブルを実現するボーム&メルシエ
海洋保護において重要な役割を担う団体・企業と提携
今作は、ベルギーの非政府組織Waste Free Oceans(WFO)とスペインの会社SEAQUAL INITIATIVEとコラボ。WFOは海洋廃棄物に新たな価値を与えて再利用し、完全な経済システムを開発するNGOでSEAQUALINITIATIVEが実際に海洋プラスチックごみを再生素材へと変換。耐久性を高めるためガラスファイバーを20%含ませ、「ボーム オーシャン Ⅱ」のケースを生み出した。
サステナブルなコルク素材をストラップに用いたモデルも
同じタイミングで、「ボーム」コレクションの新色2モデルも発表された。サステナブルな素材であるコルクをストラップのライニングに使用し、かつリサイクル素材のボタンによる交換可能システムを採用。ケースサイズが異なるメンズとレディースがラインナップされている。
[M0A10686]
¥70,400
ケース径41mm、3気圧防水、クオーツ
[M0A10687]
¥70,400
ケース径35mm、3気圧防水、クオーツ
この記事のタグ
モノマックス2024年12月号のご案内
この記事を書いた人
ライター横山博之
カバン、時計、ファッションなど男性のライフスタイルを彩るモノを領域とするライター。デザイナーや職人などモノづくりに関わるキーパーソンへのインタビュー経験も豊富。時代の先端を行く技術やカルチャーにも目を向ける。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする