時代を経ても色褪せない名作がある。Weber(ウェーバー)のBBQグリルもそのひとつだ。小さな進化を重ねながら、オリジナルの機能美を継承する逸品。世界中で選ばれるのには確かな理由がある。
Weberとは?
1952年にBBQの本場アメリカで誕生したバーベキューグリル専門メーカー。革新をもたらした同社の蓋付きグリルは今ではアウトドアクッキングの定番品になりつつある。創業から70周年を迎えた現在、同社のグリルは世界70カ国以上で販売されている。
BBQ文化を育んだ発明と改革
“発明のきっかけは海洋ブイ、革命はここから始まった”
海洋ブイ工場で働くジョージ・スティーブンは、自宅で行うBBQの時間を誰よりも愛していた。しかし彼は、もっと火力コントロールのしやすいグリルはないだろうか?と考えていた。ある日、彼は海上用ブイを製作している時に閃いた、「1個のブイを半分にカットし、下部の半球をクッキングボウルとして、上半分を蓋にしたらグリルが出来るのでは?」と。そして2つに切った海洋ブイに空気弁と脚を付けた。これがWeberのBBQグリルのデザインベースになり、ブランド誕生の端緒になったことは言うまでもない。
ジョージが作った上蓋付きグリルは、円形だったため熱伝導に優れ、食材がジューシーに焼き上がるというメリットをもたらし、瞬く間にアメリカ中のBBQファンを虜にした。アウトドアクッキングの世界に革命を巻き起こしたWeberのグリルは、その後も着々と支持を集め、今では世界70カ国以上で販売されるまでに成長を遂げた。
日本でも家のベランダや庭、最近はキャンプで使っている人をよく見かける。多くの製品を有し、さまざまな使用場所やニーズに対応している点も愛用者が多い理由の1つだ。特に美しいホウロウ加工を施した蓋付きのチャコールグリルはブランドの象徴的存在で、煙が出にくい上、食材へ均一に火を通しながらスモーキーに仕上げる性能においては随一である。伝統を守りながら先進的なテクノロジーを取り入れてきたWeber。だからこそファンが世界中で今も増え続けているのだ。
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