驚くほどにでき映えのいい 小さなグランドツアラー【今語りたい名車 Car No.54】
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
「価格も含めてマジでお買い得」かつてない日本専用戦略SUV“スズキ 新型フロンクス”のデキがよすぎる!自動車ジャーナリストが徹底解説『小沢コージの遊べるクルマ』
本ブログでは、これまで当連載で扱ってきた名車を1台ずつ紹介しています。
第54回の名車はアウディA3です。
山内さんが、
「長距離でも気持ちよく走れる」
「コストパフォーマンスが素晴らしい」
と絶賛するアウディA3とは、果たしてどんなクルマなのでしょうか?
4代目となるアウディA3が日本に上陸したのは、2021年春のこと。主力となるA4シリーズのひとつ下という位置づけにもプレミアムコンパクトというべきコンセプトにも変わりはありませんが、初代から用意されていた3ドアハッチバックが廃止されて、5ドアのショートワゴンともいうべきスポーツバックと4ドアセダンでのラインナップ構成となりました。
車体のサイズは前モデル比で全長と全幅がそれぞれおよそ30㎜ほど拡大されており、スタイリングとしてはアウディのアイコンであるシングルフレームグリルがワイドになったほか全体的にシャープな印象へ。
パワートレーンはスポーツバック、セダンともに110PS/200Nmの1.0リッター直3ターボ+マイルドハイブリッドを積むFFモデル、190PS/320Nmの2.0リッター直4ターボのクワトロ(4WD)の2種類。
ショートワゴンながら寸詰まり感は皆無、そしてワイド&ロー、さらには全体的に彫りの深い印象を見せるスタイリング。
インテリアの質感についても、安っぽさのようなものは全く感じられません。
価格はA3スポーツバックが328万円から、A3セダンが347万円からとリーズナブルな設定とされています。
取材・文/嶋田智之 写真提供/アウディジャパン
(本文の内容は2022年本誌掲載時点のもの)
この記事のタグ
モノマックスの記事をシェアする