日本中を熱狂させたあのアスリートの、忘れられない思い出の品、今も使い続けている愛用品とは。
第4回は川崎フロンターレ一筋に活躍した伝説のバンディエラ、中村憲剛氏が登場。
愛用品は代名詞ともいえるミズノ・モレリアだ!
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日本代表でも大活躍! 中村憲剛さんが登場!
中村憲剛
1980年東京都小平市出身。2003年の入団から2020年シーズンの引退まで川崎フロンターレ一筋で活躍したバンディエラ。現在はサッカー指導者・解説者の傍ら、川崎フロンターレのリレーションズオーガナイザー、日本サッカー協会のロールモデルコーチなどを務める。
職人プレーヤーを支え続けた職人気質の日本製シューズ
ミズノのモレリア2
1985年の誕生以来、「軽量」「柔軟」「素足感覚」の基本コンセプトを変えずに、常に最高のサッカーシューズであり続けるモレリア。全製造工程を日本国内で行う世界に誇るメイド・イン・ジャパン。細部までこだわり続ける職人気質な姿勢に共感し、中村憲剛さんも絶対の信頼を寄せる。
クラブもスパイクも唯一つ、こだわりの強さはまさに職人!
サッカー界では入団から引退まで一つのクラブに忠誠を誓い、活躍した選手を「バンディエラ」と呼び、ファン・サポーターにとって特別な存在となる。海外ではASローマのトッティ、マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグスなどが有名だが、Jリーグを代表するバンディエラといえばこの人、当時J2だった川崎フロンターレに入団し、18年間川崎一筋にプレーした不動のMF中村憲剛さんだ。
そんな中村さんの愛用品といえば、代名詞ともなっているミズノのモレリアしかない。
「高校、大学とプロになる前からずっとモレリアを履いていました。川崎に入団した初年度こそチームの契約スパイクを履きましたが、2年目からはまたモレリアを履けるようお願いしました。ですので、僕のサッカー人生のほぼすべてがモレリアと共にありましたね。
一番の魅力は抜群のフィット感。他のメーカーのスパイクと比べても、これほど足にフィットして、素足感覚でボールを蹴れるスパイクは他にはなかったです。
日本国内で作られていることも重要で、派手さはないけれど、性能や機能面では絶対に負けない。そんな日本メーカーらしい職人気質なモノづくりの姿勢に共感する部分もあります。つまり、僕にとってモレリアはサッカースパイクの最高傑作なんです」
引退後はサッカー指導者や解説者として活躍する中村さんの今、そして今後の目標は。
「サッカーしかしてこなかったから趣味と呼べるものがないんです(笑)。現役時代は週末に家にいないことが多くて家族に迷惑をかけたので、今は土日に子どもの付き添いでサッカーを応援しに行くのが楽しみ。昔から大きな目標は立てないほうで、目の前にある課題を一つ一つクリアするのが好きなタイプです。
『将来は監督を』なんてファンの方に言ってもらうこともありますが、先のことは誰にもわからない。だから、準備だけは怠らずに、毎日を積み重ねていく。その考えは現役時代と変わらないですね」
取材・文/岡藤充泰(ライトアウェイ) 撮影/坂下丈洋(BYTHEWAY)
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