腕時計には、他のアイテム以上に「時代を超越した名作」が数多く存在します。
今回は2022年にアニバーサリーイヤーを迎えた「名作」4選と、その魅力的な物語についてご紹介します。どれも時代を超えた、飽きのこない、長く愛用できるモデルばかり。
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「ボーナスで手に入れたい一生モノ」2024年のウォッチシーンを象徴する“珠玉の5本”は?時計ジャーナリストがトレンドワードとともに徹底解説
【50周年】オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク「ラグスポの元祖にして究極の名作!」
「高級時計といえばゴールド製」という時計業界の常識に反して、ステンレススティールを素材に、優れた防水性とエレガントな着け心地を両立。今、最も人気の高いラグジュアリースポーツウォッチの元祖であり、しかも、そのトップに君臨し続ける名作だ。
デザイナーは“20世紀最高の時計デザイナー”として今も語り継がれるジェラルド・ジェンタ。このモデル以外にも名門ブランドの名作を数多くデザインした天才だ。
1970年4月にジェンタが一晩で完成させた「ロイヤル オーク」の最初のデザインスケッチ。現行製品と変わらない仕上がりだ。
「ゴールドの時計にスティールというライバルが現れた」と謳う1972年の広告。おそらくジュネーブの新聞に掲載されたもの。
誕生50周年を迎えてムーブメントなど多くの部分が進化「ロイヤル オーク オートマティック」
ケース径37mm、50m防水、自動巻き、パワーリザーブ約60時
間、SSケース×ブレス ¥2,805,000(オーデマ ピゲ ジャパン)
新開発の新世代自動巻きムーブメント「キャリバー5900」を搭載した新作。文字盤やケース、ブレスレットにも細かな改良が行われた。現在、入手が非常に困難な名作ウォッチだ。
ケースバックをケースミドルに入り込むように一体化させることで、より軽快な着け心地を実現。
文字盤は古典的な手法を用い希少な機械で加工して作られる「グランドタペストリー」模様を採用。
【10周年】ブルガリ/オクト「ブルガリを代表する八角形フォルムのアイコンモデル」
八角形ケースの「オクト」は、コロッセオなどローマの古代建築に触発され、幾何学的な美しさを追求したウォッチコレクション。誕生10周年を迎えた今年は記念モデルも登場。また超薄型の「フィニッシモ」は時計愛好家から絶大な支持を得ている。
驚異的な薄さを誇る美しきコレクション「オクト フィニッシモ」
ケースサイズ40mm、100m防水、自動巻き、パワーリザーブ約60時間、SSケース&ブレスレット ¥1,551,000(ブルガリ ジャパン)
厚さ6.4mmのケースに厚さ2.23mmの自社製BVL138 フィニッシモ キャリバーを搭載したエレガントでクール、着け心地軽快な自動巻きモデル。
【60周年】タグ・ホイヤー/オータヴィア「モータースポーツコラボの原点モデル」
1933年のダッシュボードタイマーを名前のルーツに、1962年に誕生したクロノグラフ「オータヴィア」は、タグ・ホイヤーとモータースポーツ界の親密な関係の原点ともいえるモデル。F1など歴史に名を残す伝説のレーシングドライバーに愛用された。
新世代の冒険者たちのスポーティ腕時計「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー GMT」
ケース径42mm、100m防水、自動巻き、SSケース&ブレスレット ¥495,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー)
視認性に優れたパイロットウォッチスタイルの基本デザインにGMT機能を備えたムーブメントを搭載するオータヴィア誕生60周年記念モデル。
【50周年】ポルシェ・デザイン/クロノグラフ ワン「精悍な機能美で時計界に衝撃を与えた名作」
ポルシェ・デザインの創設者であり、名車ポルシェ911のデザイナーとしても知られるフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェが1972年にデザイン。クルマの計器盤に通じる機能美あふれるスタイルで時計業界に大きな衝撃を与えた名作として知られる。
創業当時の情熱が現代のスペックで復活「クロノグラフ 1 1972 リミテッド・エディション」
ケース径40.8mm、10気圧防水、自動巻き、ブラックコートチタンケース&ブレスレット、COSC認定クロノメーター ¥1,089,000 ※完売(ノーブルスタイリング)
マットブラックの文字盤にホワイトの針とインデックス、レッドのクロノグラフ針。オリジナルのデザインコードをダイレクトに継承する世界500本限定モデル。
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