日本中を熱狂させたあのアスリートの、忘れられない思い出の品、今も使い続けている愛用品とは。
第6回は日本球界を代表するアベレージヒッターとして活躍し、WBC日本代表では世界一も経験した内川聖一さんが登場!
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球界屈指の右打者、内川聖一さんが登場!
内川聖一
1982年大分県出身。大分工業高校からドラフト1巡目指名で横浜ベイスターズに入団。2011年シーズンから福岡ソフトバンクホークスに移籍、常勝軍団の中心打者として活躍。NPBの右打者史上最高打率、史上2人目の両リーグでの首位打者および最多安打記録を持つ。
引退を思いとどまらせた二軍時代を支えてくれたスタッフからの贈り物
パイロット・タイムライン BTL-5SR-ETL
2006年にグッドデザイン賞を獲得したパイロットが誇る傑作油性ボールペン。画期的なダブルアクション機構を搭載し、ボディを2回捻ることで、口金とペン先が段階的に繰り出される。美しく洗練されたデザインと滑らかな書き心地にファンが多い。
モノへのこだわりは少ないという内川さんが大切にするもの
野球の世界一を決めるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の開催が迫ってきた。日本代表・侍ジャパンは2009年大会以来の3度目の世界一に挑む。
今回のゲストは、侍ジャパンのメンバーとして世界一獲得にも貢献した内川聖一さん。内川さんが大切にしているモノ。それは人生の宝物ともいうべき1本のボールペンだった。
「福岡ソフトバンクホークス時代の最後の1年は、プロになって初めてシーズンすべてを二軍で過ごしました。このまま引退するのか、それとも現役を模索するのか、自分の中で迷っていたときでした。1年間お世話になった二軍スタッフのみなさんからこのペンをいただいたんです。そのときに『まだやれるから、次のチームに行ってこのペンで契約書にサインしてくれ』と声をかけてもらいました。二軍での頑張りを見続けてくれたコーチやトレーナーが、引退するな、まだやれるって言ってくれたのは、本当に嬉しかったですし、まだやれる、やらなければと思いました。以来、このペンだけはどんなときも肌身離さず持ち歩いて、大切に使っています。もちろん、東京ヤクルトスワローズと契約する際には、このペンを使ってサインしました」
内川さんは引退試合となった古巣の横浜DeNAベイスターズ戦で、プロ最後の打席で通算2186安打目となる適時二塁打を放った。感動的な引退セレモニーを見たファンからも、引退を惜しむ声が多くあがった。
「引退試合で東京六大学野球で活躍した父と同じように、神宮球場の一塁を守ったことはグッとくるものがありました。ずっと父を目標に野球をやってきたので、その父と同じ景色を見て引退できたこと、今は感謝の気持ちしかありません。ただ、今後に関しては……。まだ野球がやれる体を維持できていますし、来シーズン、別のカテゴリーで野球をやっていないとも言い切れない(笑)。いずれにせよ、野球に育てられたので、野球解説や指導者など、野球に関わっていくことは間違いないと思います。もし指導者になれるなら、父と同じように高校生や子どもたちに野球を教えたいですね」
いつか内川聖一監督の姿が見られる日を楽しみに待ちたい!
※本取材終了後、内川さんの九州アジアリーグ・大分B-リングス入りが発表されました。今後の活躍を期待しております!
撮影/坂下丈洋(BYTHEWAY)
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この記事を書いた人
ライター岡藤充泰
ファッション、カバン、革小物、クルマ、家電などあらゆるジャンルに精通する、この道30年以上のベテランモノライター。プライベートではキャンプと車をこよなく愛する。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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