今やヤマハバイクを代表するシリーズとなっているMTシリーズ。日本人ライダーたちが存分に楽しめるバイクを作ろうという想いから始まったシリーズは、“力強さ”と“俊敏さ”を持ち合わせたデザインを共通テーマとし、先進的なスタイルへと仕上げられ、そのラインナップも250ccから997ccまでと幅広い。今回紹介する「MT-03」は、エントリーモデルのMT-25よりも一つ上のクラスとなり、車格やデザインは同様も排気量を71ccアップさせることで余裕のある走りを実現し、タイヤはMT-25とは異なるラジアルタイヤが装備されている。この近未来を想像させるデザインが気に入り、選択を迷う人もいるかと思うが、コストパフォーマンスよりも余裕のある走りを重視する人であれば、ぜひこちらのマシンを選んで欲しい。
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ストレスフリーで走りを楽しめる快適エンジン
塊感のあるアスリートのようなボディに搭載されるのは、低中速域での扱いやすさと中高速域での高揚感あるセッティングをおこない、街乗りでの安心感とともに市街地を爽快に駆け抜け、ワインディングでもスポーティな走りを楽しむことが可能な320ccの水冷直列2気筒エンジンを搭載。最新(令和2年)の排出ガス規制にも適合している。また標準装備ではないが、新たに純正アクセサリーとして、クラッチレバーを握らず、シフトチェンジがスムーズにおこなうことができるクイックシフターが設定されている。
スポーティかつスマートな走りを支える足まわり
快適かつ安全なライディングを支える足まわりには、旋回時や制動時などでの良好なフロント接地感に寄与し、自然な操舵感を体感できるハンドリングをもたらす37mm径インナーチューブの倒立式フロントサスペンションを備え、前後ブレーキは制動力に優れるディスクブレーキを採用し、ABSも搭載されている。そしてMT-25とは異なり、高速ライドにおいて快適かつ安定感を発揮し、軽快なハンドリングと快適な乗り心地を実現してくれるラジアルタイヤが装備されている。
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この記事を書いた人
ライター安室淳一
クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。現在は乗り物とそれに関連するギアやファッション、遊び方等を中心に、雑誌、WEB、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。
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