以前よりもかなり身近になった資産運用・投資。以前のギャンブル的な投資スタイルも残ってはいるものの、今の主流は初心者でも始めやすい“コツコツスタイル”になっています。
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「すでに完売商品も」スリコの所有欲を刺激するカセットプレーヤー、“昭和生まれが感動”90年代アイテムの今 ほか【懐かしモノの人気記事ランキングベスト3】(2024年10月版)
Part1 なぜ今資産運用?
その理由は大きく3つあります。順を追って解説しましょう。
①今は始めやすい時代
2022年より高校で金融教育の授業がスタート。月100円前後で始められる商品も増え、より身近に!
②超低金利時代だから
今の銀行の普通預金の金利は年率0.001%。銀行に預けているだけではお金はほとんど増えません。
③インフレ・円安続き
今は現金や預貯金の資産が目減りするインフレ時。円安も物価上昇の原因となり、現在はWパンチ状態に。
ひと昔前と比べて投資関連のニュースや情報を目にする機会は段違いに増えました。
「今は資産運用がしやすい時代」とファイナンシャルプランナーの西山美紀さんは話します。
ファイナンシャルプランナー 西山美紀さん
出版社に勤務後独立しFPの資格を取得。マネーなどをテーマに執筆を行い、『お金の増やし方』など著書多数。All About貯蓄ガイド。
「インフレや円安、上がらない賃金など、いろいろな要素が複合的に重なった結果、みなさんが投資に目を向けるようになったと思っています。資産運用のシステムも昔より格段に始めやすくなりました。投資信託は、20年ほど前は1万円が最低購入金額でしたが、今は月100円から始められます。ネット証券やスマホの普及で、気軽に口座を開けるようになったのも大きいですね。とはいえ、資産運用はリスクも伴います。特に短期的に儲けようとすると大体失敗します。なので、今は大きな失敗がないように、少額を積み立てて長期間運用するのがトレンド。月100円なら始めやすいと思うので、まずは少額からスタートして、ダメージが少ないところで相場の上がり下がりを経験しながら勉強していくのがいいかと思います」(西山さん)
資産運用をはじめる前に必要な3つの準備!
では、資産運用を開始するにあたってどんな準備が必要でしょうか?
①口座を開く
資産運用をするには、証券会社に口座を開くことが必要です。銀行でも金融商品を購入できますが、証券会社のほうが種類が多く選択肢が広い。なかでもおすすめはネット証券。店舗に足を運ばず無料で口座を開設でき、各種手数料も安く、窓口で話を聞くプレッシャーがゼロだから気楽に始められます。代表的なネット証券は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券など。
②預貯金を見直す
今の預貯金額、毎月の給料、生活費を計算し、投資に回す金額と残しておく金額をあらかじめイメージすると安心。理想としては手取り月収の半年~1年分は使わずに残しておきたいところ。ただ、積み立て投資の場合、毎月の積み立て額は基本的に途中で変更できるのできっちり決めなくてもいい。月100~1,000円など少額なら貯金に関係なく始めてOK!
③基本の用語を知る
新聞や専門誌に目を通すかたちでもいいので、いくつかの用語を覚えておきましょう。
●インデックス
株式市場の値動きを表す指数に合わせて運用するスタイル。コストが安いのが魅力。
●アクティブ
指数を上回ることを目指して積極的に運用するスタイル。手間がかかる分、コストが高め。
●信託報酬(手数料)
投資信託を持っている間発生する。商品によって、0.1%~3%程度などと実にさまざま。
まずはこの3つを押えておきましょう!
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この記事を書いた人
ライター金山 靖
文房具、家電、インテリア、雑貨などライフスタイル系グッズに精通。商品の企画開発担当者をはじめ、タレントや文化人などへのインタビュー経験も豊富。カップ麺やお菓子などグルメ全般にも造詣が深い。
Twitter:@kuunelu5963
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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