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「なぜ人気が集まる?」ネイキッドバイクの最高峰“BMW R 1250 R”の秘密

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なぜ人気が集まる?

パンチ力ある空水冷水平対向2気筒4ストローク DOHC8バルブボクサー・エンジンを搭載した「BMW R 1250 R」「BMW」のバイクに、なぜ人気が集中するのか。端的に言えば、パンチ力だ。カタログのスペックを見るとき、ついつい「最高出力」を見がちだ。しかし実際にバイクを走らせたときに最も重要なのは、トルクだ。最大トルクこそ重要なファクターであり、フィーリングに司るのだ。

野太いトルクがアグレッシブなスポーツライディングを可能とする「BMW R 1250 R」このマシンに搭載されるボクサー・エンジンは2気筒、143 Nmもの最大トルクを有する。単純計算ではあるが、1気筒あたり約72 Nm。1発当たりのパンチ力がドカン、ドカンと重い。その野太いトルクがアグレッシブなスポーツライディングを可能とし、別世界へと誘ってくれるのだ。

無骨に秘めた最新機器

フロントには320 mm径ダブルディスク、フローティングマウント式ブレーキを搭載伝統的なパワーデリバリーであるボクサー・エンジン。それは重いパンチ力を持つ心臓部である。バイクという伝統を頑なに守るのであれば、エンジンがあり、そのパワーを路面に伝達するタイヤが2つ、車体をコントロールするハンドル、そこには出力を意のままに操るアクセルスロットルとブレーキがあればいい。それこそクラシックモーターサイクルだ。しかし「R 1250 R」は最新鋭。

ボクサーエンジンの鼓動を感じられる迫力のサイレンサー標準装備となるダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)はトラクションをコントロールすることで高い走行安全性を実現。また惰性走行やシフト・ダウン時にエンジン・ブレーキがリヤ・ホイールに過剰にかかり不安定な走行状態になることを回避するエンジン・ドラッグ・トルク・コントロール(MSR)を搭載。急ブレーキ操作において安全性を高めるダイナミック・ブレーキ・コントロール(DBC)など、無骨なスタイリングに隠された最新システムを多数搭載しているのだ。

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坂東 漠

パーツデザイナー坂東 漠

スタンドがないと倒れる。ライダーの支えがないと自立できない。ライダーがいてもときにコケるといった2輪車の特性に魅了され、自転車、e-Bike、モーターサイクルの部品を開発。多くの人は気づかないが、それがないと成り立たないといったパーツを手がけている。

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