クルマとの一体感、プレミアムに相応しい誂えにこだわった設計
インテリアは、プレミアムに相応しい誂えに徹底的にこだわり、気負うことなくリラックスしてクルマとの一体感を楽しめる室内空間を目指したという。
とくに「ドライバーとクルマとの一体感を重視。着座位置を下げることでドライバーを車両重心高に近づけ、それに合わせ、手首や肘の角度、肩からの距離などを実機で何度も検証し自然に力の入れやすいステアリング位置と角度を探った。
また、着座位置に合わせてペダル類の再検証が行われ、アクセルペダルは足首の動きと一体となるオルガンペダルを採用し高い操作性を確保したほか、ブレーキペダルはアクセルペダルからの自然な踏み替え操作にこだわった踏面角とし、フットレストはペダル操作時に力が入れやすい角度とされた。
ドライバーの視認性では、Aピラー形状やフードとのレイアウトにも徹底的にこだわることで前方下方視界を確保し、走行ラインの把握しやすさを追求、車両との一体感とライントレース性の向上が図られた。
シートはクッションに深吊り構造を採用。横から荷重がかかった時のクッションの座圧変化を低減し、コーナリング中のドライバー姿勢の優れた安定性を確保。シートバックは、背筋が伸びるような形状とされ、腰の支持圧を上げて支えることで、頭部の揺れの軽減と視線の安定化が図られている。
メーターには12.3インチの大型フル液晶を採用。居心地の良い室内を彩るアンビエントイルミネーションは64色が用意される。
5つの世界観を表現する ラインナップ、オーダーメイドシステムも用意
グレード体系は5つの世界観を表現した仕様が設定される。具体的には、本革とウルトラスウェードRのコントラストで、シンプルで洗練されたモダンな空間が表現される「クール(COOL)」、セミアニリン本革による上質な質感にサドルタンカラーと手の込んだ刺繍をあしらい、車格を超えたプレミアムな空間を演出する「リラックス(RELAX)」、さりげないサテン縫いの刺繍で、クリーンかつ温かみを感じさせる次世代モダンの「エレガント(ELEGANT)」、ブラック合皮に高彩度レッドの刺繍とステッチをあしらい、スポーティな空間とした「アクティブ(ACTIVE)」、ブラックを基調にダークグレーのファブリックをコーディネートした、スタイリッシュな「アーバン(URBAN)」がラインナップされる。
また、このほかに、「ビスポーク ビルド(Bespoke Build)」と呼ばれるオーダーメイドシステムも用意。これはユーザー好みの世界にたった1台のクルマを手に入れることができるというもので、そのバリエーションは33万通りにもなる。
なお、ボディカラーは、「ソニッククロム」や「ソニックカッパー」等、プレミアム質感と、鮮やかな有彩色でカジュアルさを併せ持つ、全9色をラインナップ。さらに、2トーンカラーの設定も用意される。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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