【ウルトラマンブレーザーに出演中】ヒルマ・ゲント役の蕨野友也、生活がラクになったルーティンとは？

執筆者：ライター／金山靖

いいモノを見抜く審美眼を磨いています

久芳　自分でお金を稼ぐようになると、服や自分の身の回りを充実させたい派と、インテリアとか部屋を充実させたい派に分かれるように思いますが、蕨野さんはどちらですか？

蕨野　最近は洋服になりました。撮影現場でお会いしたスタイリストさんと一緒に古着屋をたくさん回ったことがあります。

久芳　ほう。

蕨野　本当に良いものとは何か、どうしてそれが良いものと呼ばれているのかとかを知りたかったんですが、だんだん、そこで出会ったアイテムが自分に似合うものなのか？を考えるようになり、自分を見つめる時間みたいになったのが楽しかったです。

久芳　そこで何か買いました？

蕨野　そのときは結局1着も買わなかったんですが、ちょっといいお店に行って、実際に物を見て、たとえ買わなかったとしても、情報をアップデートしつつ、昔のものと比較して何が良いんだろうという答えを導き出していくというようなことを最近しています。

久芳　自分の審美眼を磨く、みたいな。

蕨野　そうかもしれません。僕、洋服にはあまりお金をかけない方だと思うんですが、何をもって良いものとされているかという知識は増やしておきたいと思っていて。そして、いいものであれば、同じものを何着か揃えてもいいと思っています。これには理由がありまして。スティーブ・ジョブスが、毎朝のルーティンがあるというのを聞いたんです。例えば、起きて水を飲むとか。いきなり携帯や新聞を見たりはしないそうです。それはなぜかというと、人間の脳は昔のパソコンみたいに、立ち上がるのに時間がかかるそうです。そのときに脳を使うのはよくない、と。朝起きて同じことをやると決めて、脳に負担をかけない生活を送っていたんだそうです。服も同じものを毎日着るのは脳に負担をかけないためで、そんな生活を送っていると、脳が起きたときにクリエイティブな発想ができると。興味深いと思って、自分も実践してみたんです。

久芳　どうでした？

蕨野　同じ服を着るのはすぐにはできないので、できることから取り入れてみたんです。すると、すごく楽になりました。逆に、朝から台本を読んだらどうなるかとかも試してみたりして、自分なりに楽なルーティンを模索したりもしました。それだけでも楽になったので、服も例えば、自分が満足できるものを色違いなど何パターンか持っておいて、うまくローテーションで回したりするのが合っているのかもしれないと思いました。

久芳　どんな感じでローテーションしましょうか？

蕨野　デニムは色違いを1本ずつ用意して、少しずつ増やしていこうと思います。Tシャツとかインナーはなるべく負担をかけずにという感じですかね。

久芳　確かに。ソックスとか、同じブランドの同じものを揃えておけば、洗濯した後に2個イチで揃えるのも楽ですよね。

蕨野　履く時に色が違ってたりとか、干すときに1足なくなったりするじゃないですか。そういうところで楽になった部分はあります。

久芳　最後に、今欲しいものはありますか？

蕨野　さきほど話した、ゴールデンレシオのお財布と、あとはイーハトーブのセットアップです。財布は一生ものが欲しいんですよ。職人さんが手縫いで作ったものを大事に使いたいと思っています。

久芳　「ブレーザー」グッズで、こんなものが出たら欲しいですというもの、あります？

蕨野　ブレーザーの指人形があるんですが、ヒルマ・ゲントの指人形も欲しいです。ブレーザーの指人形、かわいいんですよ。カバンにつけているんですが、もしゲントがあったらブレーザーとおそろいでつけたいですね。