「SLから勢いよく出るのは煙?蒸気?」シンプルな構造をイメージしがちだがその仕組みはかなり複雑!“蒸気機関車のいろは”をイチから解説
SLいろはの「は」走る距離や速度などでも蒸気機関車の仕様は異なる?
蒸気機関車は石炭だけで走るのではなく、水も大量消費します。たとえば東武鉄道のC11大樹はタンク式機関車で、石炭3トンに対して水7トンを積載していますが、水の消費量は多く、条件によりますが運行できる距離は70km程度です。もっと長い距離を運行するには石炭も水も多く必要です。
そこで機関車とは別に、炭水車という石炭と水を積んだ車両を連結したテンダー式機関車の登場となります。速度を早くするには大きな動輪、貨物列車のように力が必要な場合は小さな動輪で運行します。
編集・文/野上真一(SIESTA PLANET) 写真協力/東武鉄道
この記事の画像一覧
この記事のタグ
この記事を書いた人
90年代に人気を博した伝説の雑誌「アウトドアイクイップメント」編集長に就任以降、アウトドアライフスタイル誌「HUNT」創刊など編集長職を歴任。また60ヶ国以上でサーフ&キャンプを実践。日々、波乗りに勤しみ自由な暮らしを送る。
Instagram:@odesama
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
モノマックスの記事をシェアする