民族衣装「アミㇷ゚」や民族楽器「ムックリ」を体験
チセ(家屋)群が再現され、アイヌ民族の伝統的な生活空間を体感できるコタン(集落)エリアでは、室内の見学や儀礼の見学、民族衣装を着用して写真撮影が可能。衣装は子ども用から大人用まで20着ほど用意されており、気軽に体験できます。
アイヌの民族の衣装は地域によって異なるパターンがあるそうです。まず、シナノキ科の樹皮など木の繊維を布にして作った「アットゥㇱ」があり、その後布が手に入るようになると刺繍文化が発展。地域ごとの文様や技法の違いにより、「チカㇽカㇽペ」、「ルウンペ」、「カパラミㇷ゚」、「チヂリ」に分けられるそうです。刺繍部分に見られる尖ったツノのようなデザインが印象的です。美しく力強い結界のようなデザインに惚れ惚れ♡
その後、アイヌ民族に伝わる竹製の口琴の一種「ムックリ」も体験させてもらいました。竹製の薄い板(弁)に紐がついており、この紐を引っ張ることで弁が振動し音が発生。その音を口腔内で共鳴させ、口の形を変えたり、息を吸ったり吐いたりすることで、さまざまな音色を演奏できる楽器。体験では、スタッフの方からムックリの持ち方、鳴らし方、そして音色を変化させるコツを丁寧に教えていただきました。しかし、実際に音を鳴らしてみるとこれがなかなか難しい!竹の弁を振動させるタイミングや口の動きの調整が思った以上に繊細で、音を出すだけでも苦労しました。
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この記事を書いた人
ライター・エディター鈴木恵理子
11年間の編集プロダクション勤務を経て、2011年よりフリーランスに。雑誌やムック、ウェブなどで、ヘアやビューティページを中心に活動中。暮らしに役立つ実用系やメンズのビューティ記事の経験も豊富。好物は古物や古道具。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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