【マツダのフラッグシップモデルが熟成の大幅改良!】 風格と余裕を主張する、 新しいアテンザ。
2012年に登場した現行型アテンザのデザインは、官能的かつ躍動的で見事なものだった。今回、そのデザインがさらに磨き上げられ風格まで獲得した。大改良の中身を紹介しよう。
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車格にふさわしい上質感と機能性を獲得
通常、クルマのマイナーチェンジは2年に一度くらいのペースで実施されるが、近年のマツダ車はほぼ毎年のように改良されている。同社の上級モデル・アテンザについても同様だが、今年は一部に止まらず大幅な進化を遂げていた。
まず外観では、従来の官能的な雰囲気をさらに掘り下げ、上下方向に厚みを持たせることで大人のエレガンスが演出されている。インテリアも質感と機能性が高められた。また、3種類のエンジンはすべて改良され、燃費性能を向上。今回は試乗できなかったものの、技術者の話によれば、静粛性や乗り心地など、“走りの質感”の部分でも、余裕が感じられる仕上がりだという。
6年前に現行型が登場して以来、最大の改良が施されたマツダのフラッグシップは、輸入車の上級ブランドに匹敵する風格で、大人の感性を刺激する。
POWER TRAIN
ガソリン、ディーゼル、両者に新技術を採用
3機種のエンジン全てを改良。2.5ℓ直噴ガソリンエンジンは気筒休止技術を採用し、燃費性能を向上させている。
DESIGN
上質感と存在感を高めたリアまわり
リアバンパーが厚みを増し、エキゾーストパイプも大径化されるなど、重心の低さや立体感が強調されている。
薄くワイドになったライトのデザイン
「シグネチャーウイング(シルバーの部分)」とヘッドライト形状も変更。LEDライトの照射範囲も改善された。
質感が高められたフロントデザイン
グリルの内部も従来のフィンタイプからメッシュタイプへと変更され、より立体感のある仕上がりとなった。
INTERIOR
質感と機能性の進化が見られるインテリア
ダイヤルのタッチ部分など細かな部分まで質感の向上が図られた内装。ディスプレイの視認性も高められている。
ゆったりと座れる一新されたシート
新形状となったシートには、同社初採用となるベンチレーション機能が取り入れられた。写真は新色のブラウン。
スエードの質感に光沢を備えた皮革
内装で新たに採用された新素材「ウルトラスエード・ヌー」は、上質な肌触りと光沢のある立体表現を両立した。
マツダ アテンザ&アテンザワゴン
¥2,829,600〜4,190,400(税込)
現行型で3代目となるマツダのフラッグシップモデル。ボディタイプはセダンとワゴンが設定される。2.0ℓと2.5ℓのガソリンエンジンのほか、2.2ℓのクリーンディーゼルも搭載。今回の改良では、デザインやエンジン、サスペンションなどのほか、安全性能も高められた。
SPEC(セダン・FF・25S Lパッケージ)●全長×全幅×全高:4865×1840×1450mm●パワーユニット:2.5ℓ直列4気筒DOHCエンジン●最高出力:140kW(190ps)/6000rpm●最大トルク:252Nm(25.7kgm)/4000rpm●JC08モード燃費:14.8km/ℓ
問マツダコールセンター
➿0120-386-919
構成・文/安藤修也(フォッケウルフ) 撮影/池之平昌信
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