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日本カー・オブ・ザ・イヤー2010-2011がいよいよ明日決まります!予想してみませんか?【前編】

編集部/とがし(クルマの紹介記事は嶋田智之)

「輸入SUV登録台数3年連続No.1」フォルクスワーゲンの世界で愛される傑作コンパクトSUV“T-クロス”がマイナーチェンジして登場!

本誌の読者の方ならご存知かもしれませんが、
MonoMaxは日本カー・オブ・ザ・イヤーを主催する実行委員会に所属しています。

その日本カー・オブ・ザ・イヤー2010-2011が
いよいよ明日、決定します。

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10月1日、第一次選考会が行なわれ
昨年10月から今年9月までに発売されたクルマの中から
60人の選考委員による投票で、上の10台に絞られました。

絞られた10台は以下のとおり!

トヨタ・マークX
日産・マーチ
ホンダ・CR-Z
マツダ・プレマシー
スズキ・スイフト
フォルクスワーゲン・ポロ
メルセデス・ベンツ・Eクラスセダン
BMW・5シリーズセダン/ツーリング
プジョー・RCZ
ジャガー・XJ

この中から第二次選考会(最終選考会)により
日本カー・オブ・ザ・イヤー2010-2011が決まるわけです。
が、せっかくなので皆さんも予想してみませんか?

まずは輸入車5台について簡単に説明します。

■フォルクスワーゲン・ポロ
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【価格】 213万円~294万円(税込み) 

【広報部からのおすすめポイント3】
1)1.2TSIエンジンと7速DSGミッションが生む爽快な走りと好燃費
2)ガッシリ感抜群のボディと安全装備満載の安心感と安全性
3)装備充実、点検や工賃3年間無料など、実はかなりリーズナブル

【説明】
時とともに車格が大きく立派になったゴルフに代わって、フォルクスワーゲン(VW)のベーシックラインを守り続けるポロ。

5代目となった現行モデルも、やはりこれまでのモデル同様、同じクラスの日本車にはあり得ないほどの質実剛健。

スモールカーでありながら高級車のようにしっかりした乗り味、クルマが不安定な挙動を起こさないための様々な電子制御装置や各種エアバッグ類が標準で備わる安全性の高さ、小排気量・高出力・好燃費の1.2TSIエンジンと瞬間変速が売りな効率のいい7速DSGトランスミッションの組み合わせが生む、スポーツカー並の爽快な走りと、1リッターあたり20キロのエコカー的好燃費。

それらが世界的に高く評価され、欧州カー・オブ・ザ・イヤーと世界カー・オブ・ザ・イヤーの2つを、すでに受賞している。

実際に乗ってみると、その完成度の高さは誰もが理解できるはず。
自分が強固な箱の中にいると思えるボディのガッシリ感に驚き、1.2Lエンジンとは思えない力強さに驚き、DSGが生み出す全く途切れ目のない加速に驚き……と、ポロの凄さの多くはクルマに詳しくない人でも充分に体感できるレベルにあるものだからだ。

もちろん走りの部分だけじゃなくて、実用性が高いことは言うまでもない大前提だから、その点でも不満を感じることはない。
このクラスとしては高価ではあるけれど、むしろお買い得といえるクルマである。

つづいては
■メルセデス・ベンツ・Eクラス
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【価格】 634万円~1495万円(税込み)

【広報部からのおすすめポイント3】
1)最強最速524馬力のモデルですら三つ星の環境性能
2)世界一クリーンなディーゼルエンジン搭載車があること
3)全体の完成度の高さをさらに煮詰めていること

【説明】
メルセデス・ベンツのラインナップの中ではミドルクラスに位置する、Eクラスのセダンとステーションワゴン。

この4代目もドイツの完璧主義なエンジニア達が念入りに作り上げただけあって、あらゆる要素が高い次元で見事にバランスしていて、完成度は恐ろしく高い。

引き締まっているのに乗員に優しい乗り心地や、あらゆる場面でナチュラルなコントロール性、室内のスペース効率、そして実用車としての使い勝手の良さなど、何もかもがかなり高い水準にある。

ラインナップは1.8Lターボの好燃費・高効率エンジンから6.2Lの524馬力まで豊富だが、仮に最もパワーの小さな1.8Lターボをチョイスしても、走りの面で落胆することはないだろう。

シリーズ全体として、ほとんどどこにも文句をつけようがない。

昨今のEクラスで注目すべきなのは、排気ガスがクリーンでモリモリと力強いディーゼルエンジンをラインナップするとともに小排気量+ターボで走りと燃費の両立を図ったガソリンエンジンを用意するなど環境性能に力を入れていること、そして車線から逸れそうになるとハンドルを振動させてドライバーに警告をする装置の採用をはじめ安全性の向上に多方面から努めていること。

“メルセデス・ベンツは世界最高の実用車だ”と言われるが、このEクラスもまさにその言葉通りといっていいだろう。

3つめは
■BMW・5シリーズセダン/ツーリング
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【価格】 610万円~1040万円(税込み)

 【広報部からのおすすめポイント3】
1)走りも燃費も両方ともさらに大きく向上
2)新世代のクラシックなスタイリング
3)日本向けにナビはじめ装備がかなり充実

【紹介】   
BMWのアッパーミドルクラスを担う5シリーズの6代目。

従来同様セダンとツーリング(ワゴン)が用意されるが、ずっとコンサバ指向だったのにいきなりアヴァンギャルドな装いに変身して世界を驚かせた先代から一転、BMWクラシックといえるキレイ系の正当派スタイルに戻ったことが最も大きく変わって見える点。

全方位的にエレガントな雰囲気は、それだけでも魅力的だ。

それがセダンであってもワゴンであっても、快適性をキープしながらダイナミックでスポーティな走りを追求するのがBMWに共通する基本テイストだが、それは新型5シリーズも同じ。

エンジンは2.5・直6から4.4・V8まで4タイプが用意されていて、最もパワフルなモノだと407馬力。

そのすべてが8速オートマチックミッションと組み合わせられている。

つまりギアの多段化を図ったことで、得意分野のスポーツ性だけじゃなくて、燃費の向上やCO2排出量を抑えるなど、こういう点からもエコをしっかり推し進めているわけだ。

実際に走らせてみると、あまりエンジンを回さなくてもトントンと早めにシフトアップしながらスムーズに滑らかに速度を上げていく。

もちろんアクセルをグッと踏み込めば強力に加速してくれる。

ギアの8速化がスポーツ性と環境性能を両立してることは、すぐに理解できる。

5シリーズは常にこのクラスのセダン/ワゴンの中で最もスポーティな存在であり続けてきたが、もはやそこだけに留まっていないのである。

4つめは
■プジョー・RCZ
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【価格】399万円~423万円(税込み)

【広報部からのおすすめポイント3】
1)他車の何にも似ていないコンセプトカーそのもののデザイン
2)同じスタイルにしっかりキャラ分けした2タイプのモデル
3)意外やゴルフバッグ2つと旅の荷物を楽々収納できる実用性

【説明】
まるで獲物を狙う猫科の動物を思わせる有機的な姿。

こうしたクルマはモーターショーに飾るためのコンセプトカーで終わるのが普通なのに、あまりに市販を望む声が多く、あらためて開発・市販が計画された。それがこのRCZの出自だ。

それだけのインパクトを持つスタイリングは、やっぱり魅力的だ。

特にルーフの上のダブルバブルと呼ばれるふたつの膨らみやアルミ色の輝きを見せるルーフサイドの曲線や曲面は、際立って美しい。

フランスの大手自動車メーカーであるプジョーのラインナップの中で唯一車名にシリーズを表す数字がつかないなど、特別扱いされているこのクルマは、見た目だけじゃなくてスポーツカーとしてのテイストも入念に磨き抜かれてる。

扱いやすいボディサイズに搭載されるのは1.6・ターボで、200馬力+6速マニュアルトランスミッションの左ハンドルモデルはよりダイレクトな走りを追求したよりスポーティな味付け、156馬力+6速オートマチックの右ハンドルモデルは街中での快適性をより意識したライフスタイル優先型スポーツ仕様と、しっかりキャラクター分けがなされたふたつのグレードが用意されている。

見た目からは実用性はあまり期待できないと思いがちだが、
実はこのRCZ、流麗なクーペスタイルでありながら、+2の後席を倒せばフルセットのゴルフバッグふたつと2人分の旅の荷物も楽に積める収容力の高さをも持っているのだった。

美意識をエゴイスティックなまでに徹底的に追求するのもフランス的だけど、クルマの道具としての側面をも絶対に無視しないというのも、極めてフランス的である。

輸入車最後が……
■ジャガー・XJ
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【価格】1000万円~1755万円(税込み)

【広報部からのおすすめポイント3】
1)綺麗に一新されたのに「ジャガーらしい」と思えるスタイリング
2)英国の伝統とブリティッシュモダンが融合した世界観
3)B&W(Bowers & Wilkins)のオーディオなど、最高のモノを用意

【説明】
英国の高級車メーカー、ジャガーが誇るグランドクラシック的存在、XJシリーズ。

4代目となった現行モデルは、これまで何度モデルチェンジを繰り返してもどこかにずっと漂い続けていた、麗しき名車である初代XJへのコンプレックスを綺麗さっぱり捨て去って、
あらためて「ジャガーらしさとは何か」「ラグジュアリーとはなにか」を徹底追求しなおしイチから開発された意欲作だ。

スタイリングも全くの全面刷新。

伸びやかかつ流麗なフォルムもこだわりの細部も、先代までのモデルとはほとんど共通点はないが、それなのにどこか「ジャガーらしさ」を感じさせるのは不思議だ。

それは贅をこらしたインテリアも全く同じこと。

これまでは“伝統”という名の呪縛のみにブラ下がっていたようなところがあったが、新型XJは、近頃のロンドンの街がそうであるように、英国の伝統とブリティッシュモダンのそれぞれの素晴らしい部分を巧みに融合させたセダンに仕上がっている。

猫足と呼ばれるしなやかな乗り味も、5・V8エンジンが生む力強さも絶品級の仕上がりだ。

“快適”というドライな言葉よりも“心地好い”と表現する方が似合う、大人な乗り味。
そのジャガーならではの持ち味は健在だ。このクラスのセダンの中で最も
情感豊かなクルマに仕上がっているといえるだろう。

というわけで、まずは輸入車5台を説明しました。
のちほど国産車も説明します。

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