新しいフェーズへと突入した 世界のベンチマーク【今語りたい名車 Car No.51】
「グランツーリスモ」シリーズのプロデューサー、山内一典さんが1台のクルマを取り上げてその魅力を語るMonoMax連載「山内一典が選ぶ今語りたい名車、未来も語りたい名車」。
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本ブログでは、これまで当連載で扱ってきた名車を1台ずつ紹介しています。
第51回の名車はフォルクスワーゲン ゴルフです。
山内さんが、
「歴代ゴルフのなかで一番かも」
「デジタルコクピットの進化がすごい」
と絶賛するフォルクスワーゲン ゴルフとは、果たしてどんなクルマなのでしょうか?
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)ハッチバックの世界のベンチマークといわれるフォルクスワーゲン・ゴルフです。
第8世代となった新型は2021年の6月に上陸し、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーでインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
一見するとキープコンセプトのフルモデルチェンジに思えるかもしれませんが、中身は新たな機構をいくつも採り入れて大幅な進化を果たしています。
そのなかでも最も大きいのが、基本的な機能の電動化。1リッター3気筒ターボの110PS、1.5リッター4気筒ターボの150PSそれぞれに、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせています。
遅れて360Nmの強大なトルクを発する2ℓのディーゼルターボと245psとパワフルな2リッターターボを積むGTIも追加されましたが、受賞はこのマイルドハイブリッドが評価されてのこと。
第8世代となった新型ゴルフは48Vマイルドハイブリッドを導入したことが話題ですが、大幅に進化したデジタルコクピットも大きなトピックのひとつ。
様々な運転支援システムが揃う“I.Q.ドライブ”は全車に標準で装備されます。
取材・文/嶋田智之 写真提供/フォルクスワーゲン
(本文の内容は2022年本誌掲載時点のもの)
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