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【爆発的人気で初期生産分はすでに完売!?】アルファード/ヴェルファイアが新型となって登場

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「ちょい悪のヤバイやつ」ヴェルファイアの個性をさらに明確化

ヴェルファイアは、専用のサスペンションチューニングやボディ補強・パワートレーンユニット採用で「運転する喜び」を提供アルファードとヴェルファイアの個性を明確化したのも、今回のフルモデルチェンジの特徴。世界基準の大空間高級サルーンとしての王道を歩むアルファードに対して、ヴェルファイアは、より運転する喜びが感じられるアグレッシブなモデルと位置づけられている。

そのため、パワートレーンは2.5L 直4エンジンとモーターを組み合わせたシリーズハイブリッドは両車に搭載されるが、ガソリンエンジンはアルファードには2.5Lの直4、ヴェルファイアには2.4Lの直4ターボが搭載される。

グレード構成は納車までの時間短縮を考慮してシンプル組み合わされるトランスミッションは、エンジン車はスーパーCVT-i、ターボ車は8速AT、ハイブリッド車は電気式無段変速機。いずれも、駆動方式は2WD(FF)と4WD(ハイブリッドはE-Four)が設定されている。

ちなみに、カーボンニュートラルに向けて、今後プラグインハイブリッド車(PHEV)が投入されることも明らかになっている。

アルファードとヴェルファイアの違いは、このパワートレーンの違いだけでなく、ヴェルファイアにはフロントパフォーマンスブレースを採用するなど専用チューニングやボディ補強が施されるほか、黒を基調とした金属加飾でアグレッシブさに上質感を加え、個性をより際立たせた外観とた専用グレード「Z Premier」が新設定される。

デザインもヴェルファイアらしい力強いもので、ヴェルファイアは「ちょい悪のヤバイやつ」とい雰囲気が漂う設定といってもいいだろう。

トヨタ アルファード ラインナップ

Z<2.5L ガソリン>(FF/4WD):540万円/559万8000円
Z<ハイブリッド>(FF/E-Four):620万円/642万円
エグゼクティブラウンジ<ハイブリッド>(FF/E-Four):850万円/872万円

トヨタ ヴェルファイア ラインナップ

Z プレミア<2.4L ターボ>(FF/4WD):655万円/674万8000円
Z プレミア<ハイブリッド>(FF/E-Four):690万円/712万円
エグゼクティブラウンジ<ハイブリッド>(FF/E-Four):870万円/892万円

グレード構成は納車までの時間短縮を考慮してシンプルになっており、見た目のスタート価格が上がっているが、受注は好調が伝えられており、市場からの支持は得られているようだ。今後は、エントリーグレードの追加も予想される。

新型アルファード/ヴェルファイアこの新型アルファード/ヴェルファイアの登場により、「高級サルーン」の世界はさらに広がることになるだろう。先日発表されたクラウン セダンFCEV(燃料電池車)は「カーボンニュートラルなショーファーカー」というエレガントな選択肢であり、年内にはあのセンチュリーに新たなエディション(おそらくスーパーSUV)が加わることが明らかになっている。

「トヨタ アルファード エグゼクティブラウンジ」スペック

全長×全幅×全高 4,995×1,805×1,935mm
ホイールベース 3,000mm
車両重量 2,290kg
エンジン 直列4気筒DOHCターボ横置+2モーター
総排気量 2,487cc
最高出力 140kW(190PS)/6,000rpm
最大トルク 236Nm(24.1kgf・m)/4,300-4,500rpm
モーター最高出力 134kW(182PS)、40kW(54PS)
モーター最大トルク 270Nm(27.5kgf・m)、121Nm(12.3kgf・m)
トランスミッション 電気式無段変速機
駆動方式 4WD(E-Four)
メーカー希望小売価格 ¥8,720,000(税込)

文/近藤暁史 写真/トヨタ自動車

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  • アルファード/ヴェルファイアが新型となって登場
  • 新型アルファード/ヴェルファイア
  • 「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに定め、プラットフォームを刷新
  • 「Forceful×IMPACT LUXURY」というデザインキーワードをもと、突進するような力強さ&躍動感を実現
  • 乗員すべてが相手を思いやり感謝し合える空間という価値をさらに追求
  • 「快適な移動の幸せ」の追求のため、「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに定めた
  • 風切音発生の対策などにより、「森の中にいるような」心地の良い静けさを追求
  • 上質なプライベートルームとしても利用できるよう、とくに後席の振動・騒音の低減に徹底して取り組んでいる
  • 照明や各種スイッチ類などを天井中央に集約した、スーパーロングオーバーヘッドコンソール
  • サイドサンシェードはトヨタ初の下降タイプを採用。「日差しを遮りながらも景色を楽しみたい」といった要望に応えた
  • ヴェルファイアは、専用のサスペンションチューニングやボディ補強・パワートレーンユニット採用で「運転する喜び」を提供
  • グレード構成は納車までの時間短縮を考慮してシンプル

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近藤暁史

ライター近藤暁史

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!

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