欧州のEVシフト減速など、混迷を極めるパワーユニット問題。しかしEVはいまだ選択肢のひとつとして有力なのは確か。実際、新興企業も含めて世界中の自動車メーカーがEVを続々と投入。魅力的なモデルも多く、裾野も広がってきた。そのなかでも今回、注目の1台を紹介しよう。
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❝N❞の名を冠したヒョンデ コナ Nラインとは?
再上陸を果たしたヒョンデは心機一転、EVと燃料電池車のラインナップで勝負している(海外ではガソリン車もある)。自信の表れと言っていいのだろう、リリース第1弾となったアイオニック5の溢れ出る未来感には驚かされた。そしてアイオニック5に続いて2023年11月に登場したのがコンパクトSUVのコナで、アイオニック5ゆずりの個性的なデザインなどこちらもじつに先進的だ。
そしてそのコナに追加されたのがコナNラインだ。まずNとはなにか? アイオニック5に初めて設定されたもので、ヒョンデのグローバルR&Dセンターがあるナムヤン、技術研究所があるドイツのニュルブルクリンクそれぞれの頭文字に由来する。ベースモデルとは一線を画すハイパフォーマンスグレードであり、Nラインとはその魂を受け継いだモデルのことを指す。つまりドイツ車などでよく見かける手法で作り上げた、スポーティな装いのグレードということになる。
コナの魅力はコンパクトなボディサイズで、日本の道路事情にベストマッチするちょうどよさ。標準のコナは無機質なシンプルな造形が魅力なのだが、Nラインは一転して精悍さを強調したデザインとなっていることに注目だ。
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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