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【冠水路の絶対NG】「行けるだろう」の代償が大きすぎる…ゲリラ豪雨から愛車と命を守る“絶対知っておくべき知識”をプロが解説

執筆者:

車両保険に入っていても安心できない!? 水没後の「シビアな現実」

そして豪雨や冠水が引いたあとの車両の処理。これも問題というか、話題になっているポイントだ。水没してもエンジンをすぐに止めれば電装系の部品を交換や洗浄すれば復活する可能性はなくはないが、基本的には廃車。肝心の自動車保険はどうかというと、車両保険に入っていないとダメで、泣き寝入りするしかない。ただ、ここには盲点がある。車両保険に入っていれば大丈夫とは必ずしも言えないのだ。

というのも、車両保険をかけていても年式が古いと、減価償却した分しか払われない。事故で経験がある方もいるかもしれないが、全損扱いなのに保険金は少しだけしか支払われなかったというのと同じで、10年落ちだと10万円ポッチなんていうのもよくある。もちろん新車であればほぼ満額だが、古ければ代わりのクルマを買うには程遠いのが現実だ。また最近流行りの残価設定ローンの場合、廃車となると残りの金額を一括で支払わなくてはならないので、とくに高額車は注意したい。

ちなみに水没して廃車にしても鉄くずなどとして数万円で売れるし、DIYに自信があればいろいろと外して中古パーツとして売って少しでも回収することは可能だ。ここでも保険使用は注意が必要で、全損での使用では所有権が保険会社になるので、保険金をもらいつつ、廃車体ももらうというのはできないのであしからず。

あくまでも命最優先なので、冠水にあえて突っ込むなどの行為はとにかく避けたほうがいい。「行けるかな」「行けるだろう」ではなく、「行かない」勇気。また脱出する判断が大切だ。

文・撮影/近藤暁史

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  • 酷暑に加えて、大きな問題になっているゲリラ豪雨
  • マフラーに水が入るとエンジンは止まる。ただし、出口と同じぐらいの水深ならエンジン本体に水は入らない
  • エンジンの吸気はエンブレムぐらいの高さにあるので本来は水を吸い込むことはない。ただ、直立したバンパーが水を高い位置まで巻き上げ、吸い込んでしまうことがある

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この記事を書いた人

ライター

男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!


Website:https://monomax.jp/

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