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特集トレンドモノ3選

ハミルトン130周年!腕元を彩り続ける名作ウォッチ3選

執筆者:

腕時計に❝電気の時代”をもたらした開拓者【ベンチュラ】

ベンチュラ

ハミルトンを象徴するキーワードのひとつが、“イノベーション”だ。その130年という歴史を振り返れば、ただ単に時計作りの伝統を堅守してきただけではなく、革新的な取り組みに幾度となく挑戦してきた事実を理解できる。LED式デジタル時計や自動巻きクロノグラフムーブメントなど、“世界初”を飾った製品たちがその証だ。

ここで紹介する「ベンチュラ」も、燦然と輝くハミルトンのイノベーションを表すモデルのひとつだ。誕生は1957年。クォーツムーブメントが製品化されるより12年も前の時代で、これまで針を動かす駆動源だったぜんまいの代わりに小さなボタン電池を世界で初めて採用。“エレクトリック時計”との呼び名で親しまれ、腕時計に電気の力をもたらす先駆者となった。

また、独創的なデザインでも人々を魅了する。手掛けたのはアメリカを代表するインダストリアル・デザイナーの一人で、キャデラックのデザインでも名を馳せたリチャード・アービブ。左右非対称の衝撃的なデザインで「ベンチュラ」の革新性を見事に表現した。大スターのエルヴィス・プレスリーが愛用していたことは有名で、その他にも映画『メン・イン・ブラック』でも登場人物たちが着用するなど、幅広い世界で愛されていった。

発売から65年が経った現在においても、「ベンチュラ」が放つその独創性やフューチャリスティックなスタイルは色褪せることなく、今に伝わっている。

 

ベンチュラ1

アシンメトリーなケースやラグが特徴的。風防も独特の形状を描いている。

 

ベンチュラ2

蛇腹状に伸縮するフレックスバンド採用モデルも。バックルを留める手間がいらない。

ベンチュラ

ベンチュラ

1957年に発売された世界初の電池時計。現在の価値で2000ドル以上と、当時としては高価な部類に入る製品だったにもかかわらず購買客が殺到し、品切れが続出。1964年に一度販売を終了したが、人気の高さに押され1988年に復刻を果たした。

最新のクォーツムーブメントを搭載しつつ、発売当時のデザインを忠実に再現した3針モデル。盾のような独創的なフォルムを採用する一方、ダイヤルはシンプルで視認性に優れる。カウレザーやフレックスバンドを選べる。ケースサイズ32.3㎜×50.3㎜、5気圧防水、クォーツ、左/ SSケース×フレックスブレス、右/ SSケース×カウレザーストラップ
(左)H24411232、(右)H24411732 各¥108,900

クラシックとモダンを融合した独自のドレススタイル【ジャズマスター】

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