梅干しや保冷剤があれば安心……は間違い!専門家が教える究極の予防策
冷凍したカップゼリーを保冷剤代わりにお弁当箱内に入れることがありますが、これも過信しすぎてはいけません。
「そのゼリーに直接面している食材は温度が下がると思いますが、それ以外の部分はあまり意味がないと思います。同じ理論で、梅干しを食中毒予防のために入れるのも梅干しが接していない面は意味がありません。抗菌効果があるとされる“わさびのシート”はもし素手で触っているなら危険!それならご飯を炊くときに梅干しを入れて炊く方が抗菌効果は高いのではないでしょうか」(スギ アカツキさん)
「お弁当あるある」の“夕飯で残ったおかずを翌朝弁当に入れる”も要注意だとスギ アカツキさん。
「食事をして自分の唾液がついた箸で残ったおかずを分けておくのは言語道断!たとえ菜箸を使ったとしても、本当に菌がついていないかはわかりませんよね。私はお弁当箱に入れる食材はできるだけ個包装になった割り箸を使うようにしています。おにぎりを握るなど手を使う場合はビニールの手袋を装着してくださいね」(スギ アカツキさん)
そこまでしなければいけないの……?と驚きますが、目に見えない分、対策は十分すぎるほどするくらいが良さそうです。せっかく節約のためにお弁当を持参しても、体調を崩して病院代がかかってしまったり仕事や学校を休むことになったりしてしまっては本末転倒。時には命すら脅かすこともある食中毒を防ぐために、これからは「つけない」にも最大限の注意を払っていきましょう。

スギ アカツキさん
食文化研究家、スーパーマーケット研究家。
東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどの各種メディアで活躍中。国内外の食情報にも詳しく、食テーマについてのやさしく、わかりやすい説明に定評がある。
取材・文/松本果歩
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ライター松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。日本酒・焼酎・発酵食品が好き。
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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