個性際立つ、ホビーなバイク!
気軽に、楽しく、スマートに使えるミニバイク
近年、電動アシスト自転車や電動バイクが注目されているが、まだまだ魅力的なエンジンバイクもたくさんある。モーターは確かに静かだが、乗っていて、少し味気ないと感じる人もいる。”速さ”を気にすることなく、気軽に楽しく乗りたい、そんな人には50ccという選択肢もアリ。軽量かつコンパクトでバイク初心者でも扱いやすく、さらに普通自動車運転免許があれば、乗ることができる。ただ、ちょっとスクーターは…。そんな人のために今回ご紹介するのが、”微笑みの国”でお馴染みのタイからやってきた「GUNNER(ガンナー) 50」。”あのバイクって何?”と言われそうな、個性的なルックスが目を引き、ギア付のタイプとなっていて、”バイクに乗っている”感も味わうこともできる。街乗りに適し、また乗っているだけで楽しい気分にしてくれる一台となっている。
「スズキの通好みネイキッド、トライアンフの王道クラシックほか」ひとクセあるけど絶対おすすめ!ジャンル別“プロが今乗りたい大型バイク”7選
個性を生み出すフレームデザイン
タイは近年、バイクブームで盛り上がっていて、モーターショーにもたくさんの人が訪れ、さらにはバイクメーカーにも勢いがある。そんなタイの新興メーカー「フェニックスエンジニアリング」が登場させたのがこの「ガンナー50」。スポーティなモデルや実用的なスクーターとは一線を画した楽しく乗って、遊ぶ、ホビーバイクとなっている。それはまず、ボディデザインからも見て取れる。誰もが一目で覚える、可愛らしさと個性を備えたスタイリング。この遊び心が溢れるデザインに惹かれる人も多いという。最大の特徴はタンクと灯火類が一体化されている筒状のフレーム。このフレームが他にはないスタイリングを生み、ガンナー50の個性を際立たせている。
ミニマムだけど装備は充実
エンジンは50ccの空冷単気筒エンジンを搭載。ミニマムなむき出しのスタイルもまたポイントとなっている。パワーは3馬力と控えめで、スタートや加速はマイルド、バイク初心者には優しい。タイヤは安定した走りと快適なハンドリングを可能にする12インチをセレクト。カスタムする際にも有効だという。そして、ブレーキは前後に制動力に優れるディスクブレーキを採用し、安心&安全性を確保。フレームの前後の端に格納されたヘッドライト&テールランプは、明るく、被視認性の高いLEDが採用されている。
スピードよりも”走る”楽しさを味わえる
実際に跨ってみると細身のボディは跨ぎやすく、足つき性もシート高の割に良く感じ、さらにボディの軽さがライダーに安心感を与えてくれる。またアップライトなハンドルは扱いやすく、7色のバックライトが楽しめるデジタルメーターも見やすい。乗ってみると、確かに走りはトコトコという感じでマイルド、普段バイクに乗られている人は遅いかな…。と感じるかもしれないが、街でのチョイ乗りを楽しむバイクとして、割り切って乗るのがベター。エンジン&マフラーの音がとても心地よく、”走る”ことが楽しく感感じさせてくれる。気になるカワイイかまぼこのようなシートは適度な硬さも、ロングライドは不向き。所有感も高く、ちょっと街を散歩する、そんな感覚で乗るには最適な一台となっている。
GUNNER 50
【スペック】
全長×全幅×全高(mm):1670×690×1270
シート高(mm):802
総排気量(cc):49.47
車両重量(kg):75
エンジン:空冷4ストロークSOHC単気筒
燃料タンク容量(L):4.5
価格:¥225,500(税込)
カラー:イエロー、ブラック、グリーン、レッド、ホワイト、ブルー
【問い合わせ】
月木レーシング TEL.072-447-1150
公式ホームページ http://www.tsukigi.co.jp
取材・文/安室淳一 取材協力:MOTO SHOP CHRONICLE
この記事のタグ
モノマックスの記事をシェアする