テーマは「ランドローバー」という名前の誕生したアイラ島
「アイラエディション」のモデル名は「ランドローバー」という名前が生まれた地であるスコットランドのアイラ( ISLAY)島に由来する。戦後まもなくの1947年のこと、ローバー・カー・カンパニーのマネージング・ディレクターだったスペンサー・ウィルクスは、初期のプロトタイプのテストを実施するための拠点としてアイラ島にある別荘を提供していたが、この邸宅の管理人(キーパー)がテストしていたローバー車を見て「新しい“LAND” ローバーだ」と叫んだところから始まったという。
「アイラエディション」はこの物語に着想を得て開発されたモデルで、インテリアのトリムにはアイラ毛織物工場から調達したユニークなツイードを採用、ウッドにはアイラ島のキルホーマン蒸留所のウイスキー樽のオーク材とウォールナットを組み合わせて使うなど、名称の起源の地であるアイラ島とのつながりを表現して細部に至るまで考え抜かれた仕上げとなっている。
またエクステリアは、ウィルクスが所有していた1965年製「SERIES IIA」に近いヘリテージグレーのボディに、ライムストーンのコントラストルーフを採用し、さらにそれにマッチするヘビーデューティスチールホイールを装備している。
さらに、「アイラエディション」にちなんで、アイラ島のキルホーマン蒸留所の限定ウイスキーがこのモデルを購入したオーナーに贈呈され、コレクターズアイテムとしての価値がさらに高まる。
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