6代目となる新型トヨタ「RAV4」が世界に向けて初公開された。新型RAV4は世界180の国と地域で販売される計画で、今後、世界の各市場で順次正式に発表される。日本国内での発売は2025年度内を予定している。
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クロスオーバーSUVのパイオニアとして誕生した初代RAV4
コンセプトカー「RAV-FOUR」が1989年の東京モーターショーで公開されてから5年後、まだ「SUVはオフロードを走るクルマ」と位置付けられていた1994年、初代RAV4は「アウトドアでも街乗りでも楽しい」クロスオーバーSUVのパイオニアとして誕生した。
以来、約30年5代続く歴史の中で(4代目は日本国内では販売されなかった)、RAV4は時代に合わせて変わっていくライフスタイルに応えながら、世界中の多くのユーザーに愛される存在になっていった。
5代目の現行2019年発売モデルは、RAV4独自の魅力をさらに高めるべく、「Robust Accurate Vehicle with 4 Wheel Drive(SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD)」というコンセプトのもと、新たなライフスタイルを切り拓くきっかけとなるクルマを目指して登場。走行性能においても、トヨタのクルマづくりの構造改革である「Toyota New Global Architecture(TNGA)」に基づく新プラットフォームの採用を通じ、どのような路面でも意のままに走行できる操縦性と走行安定性を実現した。
5代目のデビュー当初はガソリン車とハイブリッド車だけのラインナップだったが、2020年6月にプラグインハイブリッド車(PHEV)も設定。駆動方式はFFと4WD(ハイブリッドはE-Four)で、4WDのガソリン車には「ダイナミックトルクベクタリングAWD」や2WD走行時に後輪の駆動系を停止させる「ラチェット式ドグクラッチ」を採用する。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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