【即席麺マニア採点】夏に最強“ご当地袋麺”ランキングBEST3「1位は激ウマ!鹿児島×沖縄の90秒タッグ」
執筆者: 食文化研究家/大和イチロウ
【第2位】肉ナシなのに肉そば!? 山形の魂「冷たい肉そば」

みうら食品
山形名物 冷たい肉そば
462円(税別)※希望小売価格
カロリー:436kcal(食塩相当量8.3g)
※やかん亭調べ
山形県河北町・谷地を発祥とするソウルフード「冷たい肉そば」。本場では、卵を産み終えた親鶏からとった甘じょっぱい醤油だしを、冷たく締めたそばにかけ、コリコリの鶏肉をのせていただく郷土料理です。氷でキンキンというより常温に近い“ほどよい冷たさ”が本場流。これを家庭で再現したのが、みうら食品のこの「肉そば」。
ここで筆者が毎回ニヤリとするのが、パッケージ下にデカデカと書かれた「製品に肉は含まれていません」の一文。肉そばと名乗りながら肉ナシという、ある意味すごい潔さ。これはまさに山形の食文化を知らないと勘違いする文言なんですね。これこそが私の感じる「ご当地感」そのものです。ちなみに肉そばの肉は親鶏を使用したつゆ。これに中華麺を使用すると「肉中華」となります。若鶏を使うと「鳥中華」となります。
作り方はシンプル。そばを約8分茹で、冷水でしっかりもみ洗いして締める。添付のつゆを冷水で割り、丼に注ぐだけ。一口すすると、まず親鶏ベースの甘みのある醤油だしがガツンと来ます。一般的なかつおだしのそばつゆとは明確に別物で、鶏の旨味とコクが濃い。麺はむっちりした太めでいわゆる「田舎風そば」。
麺は冷たく〆ることでつるみと弾力が立ち、つゆの甘じょっぱさをしっかり絡めてくれます。これは本場・河北地区で食べたあの味の、かなりの再現度。温かくしても美味しく、夏は冷たく、冬は温かく、一年中楽しめる懐の深さも高評価。内容量も2人前というコスパの良さも、毎日麺を食べる人間にはなかなか嬉しいポイントではないでしょうか。
[夏のアレンジ]火を使わない!コンビニの「サラダチキン+2種のネギ盛り」
「肉が入っていない肉そば」なら、自分で“肉”を足してしまえばいい。とはいえ夏に火を使って鶏を煮るのは超めんどくさい~!そこで頼れるのがコンビニの「サラダチキン」。手で裂いて冷たいそばの上にのせるだけで、念願の“肉入り肉そば”が完成。高タンパク・低脂質で、夏のスタミナ補給にもうってつけです。
さらにネギは、白髪ねぎと小口ねぎの2種盛りが断然おすすめ。シャキッとした白髪ねぎの食感と、青ねぎの爽やかな香りが二段で効いて、親鶏だしの甘じょっぱいつゆがぐっと引き締まります。火を一切使わず、のせるだけで本格“店風”の一杯になるのがメチャ嬉しいところ。ちなみにねぎはスーパーのカットされたものを盛っただけです。
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この記事を書いた人
食文化研究家大和イチロウ
趣味として、時にはカップ麺や袋麺の監修を手がける“中の人”として、日々インスタントラーメンにまみれているラーメンマニア。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年で30,000食を実食。その足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店・やかん亭代表。
Instagram:@yamato160
Website:https://yakantei.com/
お問い合わせ:info@yakantei.com
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