【1.5万km交換は間違い!?】エンジンオイルの「正しい交換時期」とは?チョイ乗り・渋滞も負担大…シビアコンディションの真相を自動車ジャーナリストが解説
執筆者: ライター/近藤暁史
メーカー指定「1.5万km」vs ショップ推奨「3000km」!なぜ交換時期の議論は噛み合わないのか?
では、いつ交換するのが適切なのか?もちろん短いスパンで頻繁に交換すれば効果的にはいいが、オイルも資源のひとつだし、昨今の世界情勢ゆえ高騰中だけに、やはり適切な時期で交換したい。ただ、この適切がなにかが難しく、昔から論争的にいろいろな議論が出ていて、正解はよくわからないというのが正直なところ。
性能向上で伸びるメーカー指定(1.5万km/1年)と輸入車のオイル量事情
まず純正指定だが、オイル自体の性能向上以外にエンジンの素材や精度の向上もあって、伸びる傾向にあって、最新だとだいたい1万5000km毎(ターボや軽はもっと短い)。時間だと1年毎というのが自動車メーカーの指定としては多い。ちなみに輸入車、とくにドイツ車では3万km毎だったりするが、これはオイル量が日本車よりもかなり多いからで、1Lあたりで見るとあまり変わりはない。

昭和の儀式的なものにオイルを指先に付けてこするというもの。粘度の低下やざらつきを確認するためとされていたが、もちろん感覚ではわからない。
カー用品店やスタンドが「3000〜5000km」を推奨する背景と心理的ギャップ
自動車メーカーが言っているのだから、それを守っていればいいじゃないかと思うかもしれないが、話をややこしくしているのはカー用品店やガソリンスタンドでの基準で3000km〜5000km毎もしくは半年毎というのが多かったりする。これ、自動車メーカーの指定だと30年前ぐらいの感じで、けっこう頻繁に交換することになり、財布への負担も大きい。ただ、エンジンの好調維持と言われると心配になるのも事実だ。
またなぜか理由はわからないが、昔から純正指定への不信感が根強いのもエンジンオイルの特徴で、純正指定オイルの品質も含めて、「それではダメ」的な意見が多いのも話を複雑にしている。
実際のところ、スポーティな走りなどにこだわらなければ純正指定オイルを指定の期間で交換すればいい。確かにトラブルが起きない最低限なのかもしれないが、指定を守って交換していてトラブルがあれば保証の対象になる。最近はメンテナンスパックに加入することが多いのでなおさらだ。ちなみに最近はオプション的に高級オイルも用意されているので、気になるなら費用はかかるが選んでみるのもいいだろう。
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ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
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