WRC王者の名を冠した「Sébastien Ogier 9x World Champion Edition」
MORIZO RRとともに用意されていたのが“Sébastien Ogier 9x World Champion Edition”。なにやら長いモデル名だが、2025年シーズンのWRCでセバスチャン・オジエが歴代最多に並ぶ9度目のチャンピオンに輝いたことを記念した特別仕様車だ。
ブラック×トリコロール!オジエ選手のルーツを感じさせるディテール
オジエ選手はフランス出身ということで、グリルにはトリコロールがあしらわれている。ボディカラーのグラビティブラックはマット塗装の新色。2025年のGRモータースポーツ活動において象徴的なカラーとなる。
ルーフはカーボン調のフィルムが貼られ、精悍さをアップさせている。走りへの期待感がくすぐられるディテールだ。
左右リヤフェンダーの前部には大きなGRデカール。マット塗装とのマッチングもいい。また、ドアにはGAZOOレーシングのデカールも付く。
MORIZO RRと比べるとおとなしめながら、存在ははっきりと主張する可変式のリアスポイラー。WRCらしさを演出する。
GRヤリスで人気の装備、縦引きのサイドブレーキ表皮は握り心地のいい本革となる。シフトノブは合皮ながら、程よい滑りで操作性がいい。
サーキットを想定した足回りと、共同開発された専用4WDシステムの走り
前後キャリパーは鮮やかなブルーで、GRのロゴが入る。ディスクは前後ともにスリット入りだ。ホイールはこちらもBBS製の18インチ鍛造で、マットブラック塗装となる。
MORIZO RRと同じく、国内100台、海外100台のみの限定。サイン入りシリアルプレートが助手席前に付く。
ステアリング表皮はスエードなどではないが、ステッチがトリコロールになっている点に注目。遊び心も感じられるポイントだ。
サーキット走行も想定したポテンザのフラッグシップタイヤでもある「レース」。さらにGRヤリス向けにチューニングが施されているとのこと。
走りにおける最大の特徴はオジエ共同開発の4WDシステムで、トラックモードに変えてSEB.モードを用意。前40:後60というトルク配分で、より曲がるセッテイングとなっている。実際走ってみても、気持ちよく、アクセルを踏みながらコーナーを楽しむことができた。
トヨタ GRヤリス“Sébastien Ogier 9x World Champion Edition”
全長×全幅×全高:3,995×1,805×1,455mm ホイールベース:2,560mm 車両重量:1,290kg エンジン:直列3気筒DOHCターボ 総排気量:1,618cc 最高出力:224kW(304PS)/6,500rpm 最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/3,250〜4,600rpm トランスミッション:6速MT 駆動方式:4WD WLTCモード燃費:−km/L メーカー希望小売価格(税込):¥8,450,000※抽選販売終了 GRヤリス公式サイト
どちらも限定200台のスペシャルモデルだが、その味付けはそれぞれ異なる。見た目は派手目で装備中心に手が加えられたMORIZO RRか、おとなしめながら4WDシステムにも手が入ったオジエモデルか。悩ましいところだが、両モデルとも瞬間完売。残念ながら購入はかなわないが、ワクワクさせてくれるGRの最新モデルにこれからも注目だ!
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取材・文・撮影/近藤暁史
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この記事を書いた人
ライター近藤暁史
男だてらにお堅く学習院大学文学部国文学科卒。ファッション誌から一気に転身して、自動車専門誌の編集部へ。独立後は国内外の各媒体で編集・執筆、動画製作なども。新車、雑ネタを中心に、タイヤが付いているものならなんでも守備範囲。AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。自身のYouTubeチャンネル「こんどう自動車部」では、洗車・自動車のメンテナンスなどを中心に、クルマに関わる裏技を紹介中!
Website:https://monomax.jp/
お問い合わせ:monomaxofficial@takarajimasha.co.jp
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